アンドレス・イニエスタ アンドレス・イニエスタ

5月24日、アンドレス・イニエスタのヴィッセル神戸完全移籍加入が発表された。今月までバルセロナの背番号8を担い、2年ぶり25回目のリーガ・エスパニョーラ優勝に貢献し、来月からスペイン代表の6番を背負い2大会ぶり2回目となる『W杯』制覇を目指す希代のMFが、Jリーグでプレーするのだ。

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イニエスタは「私にとって今日は特別な日。私のキャリアにとって重要なチャレンジ。私の家族も日本に来られることを喜んでいる。我々はこのプロジェクトでもう一歩前進したい。このクラブ、Jリーグがアジア全体に知れ渡る手助けをしたい」と抱負を語った。

現状の日本サッカーをどうとらえ、今後どのように発展させていきたいか問われると、「日本のサッカーをリスペクトしている。日本人選手は技術も高く、コンビネーションもうまく使える。高いレベルの選手が多い。自分のサッカーを見せるため、チームを助けるためにやってきた。それが日本のサッカー界が発展する手助けになるならうれしい」と答えた。

またさまざまなオファーが手元へ舞い込んでくる中、なぜ神戸行きを決断したのか問われると、イニエスタは「神戸に提示されたプロジェクトが興味深かったから。人としてプレイヤーとして信頼してくれた。日本の文化を楽しみ、プレーを楽しみたい。一番重要なことはその国の文化に馴染むこと。この国の文化の一部になりたいと思っている」と明かした。

記者会見に同席した三木谷浩史ヴィッセル神戸会長は「単にチームの強化というだけではない。バルサの哲学とDNAを誰よりも色濃く受け継ぐイニエスタ選手に育成世代のアカデミーへのアドバイスもしてほしい。新ヴィッセル神戸としてアジアナンバーワンクラブになることを本気で目指したい」と決意を口にした。

気になるJ1デビューだが、Jリーグの選手登録期間が7月20日(金)から8月17日(金)までとなるため、最短では7月22日(日)・ノエビアスタジアム神戸で行われる『明治安田生命J1リーグ』第17節・湘南ベルマーレ戦となるが、『W杯』が7月15日(日)まで開催されるため、スケジュールは流動的。スペイン代表の結果にもよるが、『W杯』後オフを挟んでからチームに合流するため、8月中旬~下旬の日本デビューが目されている。ひとまず確定しているスケジュールは、5月26日(土)にノエスタで実施されるウェルカムイベント『ビエンベニード アンドレス イニエスタ』である。入場料は無料。関西のファンはホーム・ノエスタに集え!