JiLL-Decoy association JiLL-Decoy association

3人組ポップス・ユニットのJiLL-Decoy association(ジルデコイ・アソシエーション)、通称ジルデコが7月19日、東京・六本木ブルーシアターでワンマンライブを開催。自身最大規模の会場ということだったが、そんなことはお構いなしの盛況ぶりで、会場は熱く盛り上がった。

ジルデコは、ボーカルのchihiRo、ギターのkubota、ドラムのtowadaで2002年に結成。ジャズ、ポップス、ロックをベースにした演奏力の高い楽曲で、音楽好きを虜にしている。昨年リリースした5thフルアルバム『ジルデコ5』は、第55回レコード大賞「優秀アルバム賞」を受賞し、ますます注目を集めている。

この日は、ベース、ピアノ、サックス、トランペット、トロンボーン、コーラスをサポートに迎えたバンド・スタイルで開催。「ジルデコ史上最大のワンマン・ライブがやってきました。皆さんと一緒に特別な夜にしていきたいと思います」と挨拶するchihiRoの言葉通り、スペシャルなセットリストで観客を喜ばせた。

10月22日(水)リリースのニュー・アルバムに収録予定の新曲『月光』でいきなりスタートすると、惜しげもなく新曲を披露。『ドレスを着る前に』『GARDEN』などの既発曲の中に、ホーンから始まるムードたっぷりの『Freedom Express』や、子どもたちの未来を思い作ったという『drawing』、ファンについて歌った『光の子どもたち』などの新曲がふんだんに散りばめられた。

また、kubotaとtowadaのインストジャズユニット『JDs』として披露した新曲では、各プレイヤーが見ごたえのあるソロで競い合い、観客からリクエスト曲を募るという初の試みを行ったり、充実した内容に。後半は観客が総立ちとなり、代表曲のメドレーでヒートアップ。『上質サボタージュ』では観客との掛け合いで盛り上がった。ラストはデビュー曲『like ameba』を演奏し、これからも変わらず仲間たちと音楽を作っていくことを約束した。

今後ジルデコは、8月26日(火)に北海道・札幌市教育文化会館 小ホールで行われる「SAPPORO CITY JAZZ Selection Live 2014 Vol.2」に出演。さらに9月28日(日)には、神奈川・モーション・ブルー・ヨコハマでchihiRoのバースデイ・ライブを開催。両公演ともチケットは発売中。

取材・文:門 宏

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