(左から)鈴木夕湖、吉田夕梨花、本橋麻里、藤澤五月、吉田知那美の各選手

 「オホーツクール アンバサダー就任 記者発表会」が25日、東京都内で行われ、平昌五輪で銅メダルを獲得した女子カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」の本橋麻里、鈴木夕湖、吉田夕梨花、吉田知那美、藤澤五月の各選手が出席した。

 5人は、北海道オホーツク地域の魅力を発信する事業「オホーツクール」のアンバサダーに就任した。

 本橋選手は「私たちは北見市出身だけど、その枠をオホーツクまで広げて道東をアピールできる、そんなお仕事を頂き本当にうれしい。たくさんの方に遊びに来てもらえたら」と笑顔で呼び掛けた。

 改めて同所の魅力を問われた吉田知那美選手は「空も広くて四季によって見せる景色も全く違う。オホーツクは5キロぐらいなら信号なしにランニングができる」とにっこり。

 吉田夕梨花選手は「飛行機を降りた瞬間の澄んだ空気が最高のぜいたく」、鈴木選手は「海産物が豊富でおいしいし、農作物も新鮮なものが取れるので食べものが魅力です」とアピールした。

 「鈴木さんが一番好きなものは?」と聞かれると「悩むね~! 私は結構ホタテのチーズが好きです」と声を弾ませた。

 長いシーズンが終わったばかりの5人。本橋選手は「すごく感謝した1年。五輪をきっかけに、メダルというのがこんなに人を笑顔にさせるツールだったんだと気付けたし、自分がやってきたカーリング競技をより皆さんに知ってほしいという気持ちが強まりました」と語った。

 藤澤選手は「私にとっては初めての五輪。日本中の皆さんが一緒に喜び、悔しがってくれて、改めてスポーツの力ってすごいんだなと実感しました」と振り返った。

 また、吉田夕梨花選手は「ここがゴールでなく五輪も1つの通過点。自分たちも100パーセント満足して終えたわけではないので、今シーズンできなかった課題をしっかりチームで話し合って改善していきたい」とコメント。

 吉田知那美選手は、来シーズンに向けて「私たちは“まだまだこんなものじゃない”と体現できるよう、さらなる努力をしていきたい」と言葉に力を込めた。