鈴木亮平(左)の鋭い突っ込みに、苦笑いの山崎賢人

 映画『羊と鋼の森』の“森を感じる試写会”が28日、東京都内の新宿御苑で行われ、出演者の山崎賢人、鈴木亮平、上白石萌音、萌歌姉妹、三浦友和、橋本光二郎監督が参加した。

 ピアノ調教師の主人公が、北海道の森で生まれ育ったという映画の設定から、野外試写会が企画された。同所で映画が上映されるのは史上初となった。

 初めて訪れたという山崎は「都会のど真ん中で、緑の向こうにビルが見える風景が不思議だなと思いながらも、すてきな場所ですね」と感激の面持ちで話した。

 そして、約1000人の観客に「森がたくさん出てくる映画なので、木々の揺れる匂いも感じられて本当に森の中にいる気分になれそう。みんながうらやましい」と話した。

 すかさず鈴木が「揺れる匂い?」と疑問を呈すと、山崎は「あっ、音だ」と言い直して苦笑いを浮かべた。

 その後、山崎はコメントの度にしどろもどろになる場面が増え、主人公が憧れるカリスマ調律師を演じた三浦は「こういうやつなんですよ。でも、そこがかわいいのかな」とあきれた様子を見せた。

 それでも、三浦は「僕は20代で座長と感じたことはなかったけれど、大切なのはちゃんと役と向き合っているかどうか。その点においては素晴らしかった」と山崎を褒めた。

 山崎も「どしっと構えていただいて…」と返そうとしたが、その後の言葉が見つからず再び思案顔。あきれた三浦が「もういい」と締めた。

 映画は6月8日から全国東宝系でロードショー。

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