『イヴ・サンローラン』 (C)WY productions - SND - Cinefrance 1888 - Herodiade - Umedia

ファッションに革命を起こした天才デザイナー、イヴ・サンローランの“喝采と孤独”を描く『イヴ・サンローラン』が9月6日(土)より公開される。本作は“イヴ・サンローラン財団初公認作品”として注目を集め、本国フランスで初登場ナンバー1を記録した伝記映画だ。

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“モードの帝王”と呼ばれ、世界中の女性たちから愛され続けるハイブランドの創始者イヴ・サンローラン。本作は、中産階級の家庭に生まれたサンローランが、クリスチャン・ディオールと出会い、華々しいキャリアを築いていく中で抱えた孤独と苦悩を描いた作品。国立劇団コメディ・フランセーズの新星ピエール・ニネがサンローランを、同劇団所属のギョーム・ガリエンヌがサンローランのパートナー、ピエール・ベルジェを演じる。

イヴ・サンローラン財団は、公私ともにサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏が設立。5000着以上の服やアクセサリー、靴など貴重なコレクションが温度・湿度調整の上、厳重に保管されている。撮影はYSL財団の全面協力を得て、サンローランの住居やアトリエで行われたほか、コレクションのシーンでは、提供された服を傷めないよう、モデルと服の間に布を一枚入れて行われたという。

そのほか、劇中にはサンローランが発表した“モンドリアン・ルック”“スモーキング”など現代のファッションに大きな影響を与えた革新的なスタイルや、“サファリ・ルック”“シースルー”“マリン・ルック”など、今では定番となったファッションも登場する。ベルジェ氏は「現代社会にもサンローランのクリエイションが息づいていると思う。この映画をとても気に入ったよ」と語っている。

『イヴ・サンローラン』
9月6日(土)角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー