「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」にプロフェッショナルモデルが登場

ダイソンは5月28日、東京・表参道で「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」の新モデルを発表した。従来モデルの新色となる「ブラック/ニッケル」に加えて、初のプロ向けモデルをラインアップに追加する。

今年で日本上陸20周年を迎えるダイソンが新製品のリリース ラッシュだ。3月には代名詞といえるコードレスクリーナーの新型「V10」、4月には空気清浄ファン「Dyson Pure Cool」を発表。3か月連続となる5月の新製品は、2年前に販売を開始したドライヤーだ。

まず、新色となる「ブラック/ニッケル」は「Dyson Supersonic」としては直販や百貨店限定モデルを含めて7色目。ビビットな色使いが特徴のダイソン製品には珍しくマッドなブラックで統一されたシックなデザインに仕上がっている。価格はオープンで、6月20日にダイソンの直営店・オンラインストア・お客様相談室、百貨店で発売する。

ダイソンのエンジニアチームが2年間にわたって世界中のヘアスタイリストを分析して生まれたという「Dyson Supersonic ヘアードライヤー プロモデル」は、コードを1.9mから3.3mに、付属品のアタッチメントのマグネット強度を2倍に、フィルターを2重に変更することで、サロンに最適化した設計に見直した。価格はオープンで、ダイソンの直営店・オンラインストア・お客様相談室で5月31日に発売する。

同社エンジニアのスティーヴ・ウィリアムソン氏は「プロのスタイリストは1日あたりで90分を髪を乾かす作業に費やし、その大半は肘より高い位置にドライヤーを構えている。また、平均で30回もポジションを変更している」と調査によって判明した事実を説明。新製品がプロの不満やストレスに寄り添ったモデルであることを強調した。

付属品には消費者モデルのスムージングノズル、ディフューザー、収納ストラップ、滑り止めマットのほか、新スタイリング コンセントレーター、予備のフィルターカバー、フィルタークリーニングブラシを追加している。

「Dyson Supersonic ヘアードライヤー」は成長の一翼を担う柱になりつつあり、販売が好調な背景には百貨店での施策も貢献している。

3月に「そごう横浜」にプロのヘアスタイリストが常駐する初の体験型コンセプトショップ「ダイソンヘア」をオープンしたが、4月25日には「大丸札幌店」に2号店、6月1日には大阪の「阪神梅田本店」に3号店をオープンする。ショップでは最大3週間の製品貸し出しサービスも実施しており、5万円近くする高級ドライヤーだからこその丁寧な取り組みが販売増に結びついているようだ。(BCN・大蔵 大輔)