6月1日に開催された「インターコム設立35周年 感謝の会」の様子

「まいと~く」や「LAPLINK」などの通信ソフトを販売するインターコムは6月1日、東京・帝国ホテルで「インターコム35周年 感謝の会」を開催した。

インターコムの設立は1982年6月8日。2017年で35周年、今年で36年目を迎える。同社は通信ソフトの分野でパソコンの黎明期から現在に至るまで、常に第一線を張り続けてきた。全国の主要家電量販店・パソコン専門店・ネットショップのPOSデータを日次で収集・集計する「BCNランキング」が年間販売台数No.1のメーカーを表彰する「BCN AWARD」では、「通信ソフト部門」の最優秀賞を18年連続で受賞。浮き沈みの激しい業界にあって、時流を捉えた戦略で生き残ってきた。

「インターコムという社名は“パソコンと何かをつなぐ”という思いで命名した」。イベント冒頭で高橋啓介会長は設立当時のエピソードから35年を振り返った。近年はクラウドを軸に管理・金融といった幅広い分野にソリューションを展開しており、今期中にはさらに新たな事業をスタートさせる予定だという。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの中堅・中小企業専用格付けでは8年連続で最上位の「aaa(トリプルエー)」を獲得するなど、外部からの評価も高い。高橋会長は「創業からこだわっている通信で、ロマンを追い求めつつ、同時にそろばんをぱちぱちはじいて、事業も成長させ続けたい。”わくわく、ドキドキ”しながら100年企業を目指していく」と宣言し、挨拶を締めくくった。

イベント当日の6月1日には、高橋会長が13~18年に自社のメールマガジンで毎月連載していたコラムをまとめた「ロマンとそろばん ソフト会社CEOの独り言」(編集・BCN、発行・インプレスR&D)が発売した。ソフトウェア業界の黎明期から現在までの事業の歴史や高橋会長自身の体験が綴られている。

書籍のあとがきを担当したBCNの奥田喜久男会長は祝辞で「業界でもここまで文章を書ける人は少ない」と高橋会長の筆力を称賛。35年の長きにわたり経営者として重責を担ってきた労をねぎらい、「これからも元気で頑張ってほしい」と激励した。

インターコムは2016年に千葉県南房総市と企業立地協定を結び、配送センター業務やコールセンター業務を行うインターコムR&Dセンターを設立した。同市は高橋会長の地元でもある。35周年の祝宴に駆けつけた同市の石井裕市長と浜田靖一衆議院議員は「地元の活性化に貢献していただいたことに感謝したい。さらなる成功をお祈りしている」とコメントした。

乾杯の音頭を取ったのは、高橋会長の創業からの盟友であるオービックビジネスコンサルタントの和田成史社長。

乾杯前には「起業から30年存続している企業は0.025%しかない。これだけの時間が経過しても、同じ場で言葉を交わせることは奇跡としかいいようがない」とメッセージを送った。

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