有村架純、松坂桃李、映画のワンシーン(C)1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPAN

名作童話とチャイコフスキーによるバレエを基にした実写人形アニメーション『くるみ割り人形』がサンリオ製作で、11月29日(土)に公開され、ヒロインの声を有村架純が演じ、松坂桃李と共演することが発表になった。

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本作は、1979年に劇場公開されたサンリオ製作の人形アニメーション『くるみ割り人形』(中村武雄監督)のネガフィルムを使用し、CGを全篇に加え、新たなシーンを追加し、まったく新しい作品として3D化するもの。雪の夜に大切な“くるみ割り人形”をネズミの大群にさらわれてしまった少女クララが、ネズミを追って迷い込んだ“人形の国”で、人形とネズミの戦いに巻き込まれる中で、大切なものを守るため、自らの“いのち”をかけて奮闘する姿を描く。アートディレクターの増田セバスチャンが初監督を務め、声優陣も一新。有村がクララを、松坂がクララが運命的に出会う若き将校を演じ、きゃりーぱみゅぱみゅのファーストアルバムに収録されているバラード曲『おやすみ』がエンディング曲として本作を彩る。

有村は「人の少女が“愛”という大きなものをはじめて見つけた時、どういう女性に成長していくのか。大人の階段を一歩一歩駆け上がっていく姿に心打たれます」とコメント。松坂は「お子さんも大人も、見た人すべての心に届く、非常に温かみのある愛に満ち溢れた作品です。描き出される世界がとても綺麗で、思わず見とれてしまいました」と本作の印象を語っている。

増田セバスチャン監督は「世界に誇るべき日本が生んだオリジナル・カルチャーの文脈がたくさん詰まっています。今回新たに追加した音楽、アニメーション、3D、豪華な声優陣と共に、自分が作品を通じて伝えたいメッセージをさらに増幅させて作り上げることが出来たので、今までの映画には無い新しい表現が生まれたと確信しています」とコメント。『おやすみ』をエンディングに選んだ理由については「主人公クララが夢や妄想や幻想を旅しながら成長していくストーリーにぴったりだったので選曲しましたが、クララ役の有村さんの少女から大人になる瞬間の煌めきとマッチして、最後までどこまでが夢か現実かわからなくなるようなファンタジーが作れたと思います」と語っている。

『くるみ割り人形』
11月29日(土)全国ロードショー(3D/2D同時公開)