『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(C)2014 Twentieth Century Fox

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のその後の物語を描く映画『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の特別映像が公開になった。前作のラストから最新作までの“空白の10年間”を描いた映像だ。

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』特別映像

『…創世記(ジェネシス)』では、アルツハイマーの治療薬を投与した猿から誕生したシーザーが驚異的な進化を遂げ、彼の先導によって猿たちが進化し、人間に反旗を翻すまでが描かれた。薬の成分は猿たちの“新たな扉”を開いたが、それは人間を死にいたらしめる因子を含んでいた。前作のエンドクレジットでは人間に投与された薬の成分が瞬く間に世界中に拡散し、爆発的な感染が起こることが示唆されたが、このほど公開された映像ではついにその全貌が明らかになった。

映像は、様々なニュース素材をつなぎあわせたスタイルで、2011年に確認された新型インフルエンザと思われるウィルスが世界中に広まっていく過程が描かれる。“猿インフルエンザ”と称されたウィルスは人間に感染することが確認され、ワクチンが開発されぬまま、次々に人間の命を奪っていく。ついには政府は機能を停止。都市から人が消え、植物が生い茂り、人間が地球を支配してきた時代が終わりを迎えようとしている場面で映像が終わる。

この段階から始まるのが間もなく公開になる最新作『…新世紀(ライジング)』だ。生き残ったシーザーたちは深い森で独自のコミュニティを作り上げ、人間は絶滅したと思い込んでいる。一方、わずかに残った人間たちは人類がかつて謳歌していた暮らしを取り戻すべく行動するが、シーザー率いる猿たちと再び対峙。仲間の命を犠牲にしたくないシーザーは、人間と共存するべきか、彼らと対立して戦いを続けるべきか迷う。

本作は“猿が進化する”という設定を導入しているが、その他の設定やキャラクター描写、映像は入念なリサーチと準備を積み重ねてリアルに描かれており、壮大なスケールで描かれる“ヒトの世紀の終わり”をリアルに感じることができるという。

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
9月、全国ロードショー

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