写真撮影コーナーの特大サイズのゴア・マガラ

カプコンは、幅広い層に人気を博している国民的ゲームソフト「モンスターハンター」シリーズの10周年を記念したイベント「10周年記念 モンスターハンター展」を、東京・渋谷ヒカリエで8月31日まで開催している。入場料は一般が1500円、中・高・大学生が1000円、小学生が500円。

10年間の歩みや秘蔵開発資料の展示、作品をイメージしたドリンクやフードで、モンスターハンターの世界観を存分に味わうことができるイベント。

会場を入ってすぐに、受付で配布されるのが、「10周年記念 モンスターハンター展」限定クエスト。モンスターに関するクイズに回答して、キーワードを完成させるミッションで、会場の展示のなかにヒントが隠れている。<下位>クエストから挑戦することができ、クリアした依頼書を次回の来場時に受付で提示すれば、<上位>クエストを受注できる。<G級>クエストまで用意されているので、夏休み中に何度も通ってクリアを目指すハンターは多そうだ。

展示エリアに向かう通路には、2004年発売の第一作から最新作までの歴史を総括した時系列パネルとそれにまつわる品々を設置。ゲーム機器とともに進化してきた「モンハン」の歩みを実感することができる。通路の端から端まで描かれた歴代モンスター勢揃いの「モンスター比較図」は圧巻だ。

秘蔵開発資料のコーナーでは、シリーズの構想段階から開発初期にかけての手描き資料や取材時の記録、試作ムービーなどを展示。今ではすっかりおなじみとなった「モンハン」の世界観が、紆余曲折を経てつくられたものであることがわかる。

モンスターの生態をまとめたエリアでは、足跡や剥ぎ取り素材を再現した実物大の立体模型を展示。モンスターの鳴き声を聴くこともできる。人気モンスターのゴア・マガラやフルフル、10連特注肉焼き機と写真を撮影できるコーナーは、イベントの見どころの一つだ。細部にまでこだわったセットのなかで、モンハンワールドに溶け込んだ一枚を撮ることができる。

シリーズで登場する武器や防具の模型は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが「モンスターハンター・ザ・リアル2014」のために制作したもの。今回は、より間近でその迫力溢れる造形を楽しむことができる。

10月11日に発売する最新作『モンスターハンター4G』に関する展示では、メインモンスターとなるセルレギオスの造作を初披露。翼を広げる迫力のビジュアルは要注目だ。

カフェ&バーでは、「モンハン」をイメージしたさまざまなドリンクやフードを堪能できる。見て楽しい、食べておいしいメニューのなかでも、特に押さえておきたいのが、シリーズのアイコン的存在の「こんがり肉」。ファンならぜひ味わっておきたい。通常サイズの3倍の「こんがり肉G」もある。