能年玲奈と登坂広臣

人気コミックを映画化した『ホートロード』の公開記念イベントが6日に江東区の中村中学校・高等学校で行われ、主演を務める能年玲奈と、映画初出演を果たした“三代目J Soul Brothers”の登坂広臣がサプライズで登場。ふたりが会場に現れると、約300人の女子中高生は黄色い歓声をあげた。

イベントの模様

本作は、1986~1987年に「別冊マーガレット」で連載され、単行本全4巻の累計発行部数が700万部を突破する同名コミックを、三木孝浩監督(『僕等がいた』『陽だまりの彼女』)が映画化した作品。家庭に居場所がない14歳の少女・和希(能年)は、夜の湘南で不良グループに属する洋志(登坂)に出会い、反発しながらも次第に距離を縮めていく。

興奮さめやらぬ学生たちを前に、能年は「みなさんの制服姿が素敵すぎて、目の保養になります。ありがたいです」と満面の笑み。一方、登坂は「すごい熱気ですね。女子校に来ることなんて、なかなかないこと。温かく迎え入れてくださりうれしいです」とパワーをもらった様子だ。

また、本作で反抗期を迎えた10代のヒロインを演じた能年は「私のイメージとは違う役なので、どう演じればいいか悩みました。原作ファンのみなさんを裏切らないように、でも自分の軸はブレずに演じたいと思った」と語る。また、登坂にとっては、本作は演技デビューとなるが「原作の紡木たく先生や三木監督が『役を演じようとせず、登坂君のままでいてくれたらいい』と言ってくれた」と振り返った。

生徒から「学生時代の一番の思い出は?」と聞かれると「中学時代にバンドを組んでいて、それに熱中していた。ギターは今も弾いています」(能年)、「体育祭で頑張った思い出がある」(登坂)。「夢がなかなか見つからない」という高校2年生に対しては、「頭で考え込まず、好きなことに貪欲に取り組んでみるのもいい」(能年)、「焦らずに、今自分がやりたいことをやっていれば、自然と本当にやりたいことが見つかるはず」とアドバイスした。

『ホットロード』
8月16日(土)全国公開