KDDI、「3M戦略」を本格化、月額390円でアプリ取り放題の「auスマートパス」など

2012.1.17 20:19配信
「スマートパスポート構想」のイメージ

KDDIは、1月16日、田中孝司社長が一昨年12月の社長就任以来掲げてきた「3M戦略」の第一弾となる「スマートパスポート構想」を発表した。いよいよ「3M戦略」に本格的に取り組むこととなる。

「3M戦略」は、スマートフォンやタブレットなど、好きなデバイスで、最適なネットワークを介して、さまざまなサービスやコンテンツを利用できる通信環境を整えることを目指したもの。「マルチデバイス」「マルチネットワーク」「マルチユース」の三つの頭文字から「3M」と名づけた。

第一弾の「スマートパスポート構想」では、スマートフォンをはじめとするさまざまなデバイスから、インターネットの世界を自由に、安心して利用できるようなサービスを提供する。ユーザーがデバイスやネットワークに縛られることなく、「やりたいことが何でもできる、選べる」世界の実現を目指す。柱になるのは、「auスマートパス」「auスマートバリュー」「au ID」の三つのサービスだ。

●500本以上の人気アプリが月額390円で取り放題の「auスマートパス」

MMD研究所の調査では、約7割のスマートフォンユーザーが、アプリを「あまり利用しない」「まったく利用しない」と回答している。その主な理由として「探しているアプリが見つからない」「アプリの価格が高い」が挙がった。このユーザーの不満を解消するのが「auスマートパス」だ。

「auスマートパス」は、月額390円の定額制で、500本以上の人気アプリを取り放題で利用できるサービス。例えば、「auスマートパス」限定の『モバイル・パワフルプロ野球2012 for auスマートパス』『モンスターハンター Dynamic Hunting』などのゲームアプリや、『ジーニアス英和・和英辞典』(通常4800円)や『大辞林』(通常2500円)などが利用できる。

対応端末は、Android 2.2以降のauスマートフォン。「auかんたん決済」に対応し、月々の利用料金と合算して支払うことができるので、アプリを購入する際、クレジットカード情報を入力することに不安を感じるユーザーも、安心してアプリをダウンロードできる。なお、解約するとダウンロードしたアプリは利用できなくなる。

コンビニエンスストア「ローソン」や宅配ピザ「ピザハット」、ネット通販の「ニッセン」など、提携会社のクーポンやポイントサービスも受けられる。

データの共有用に、10GBのオンラインストレージを提供。クラウド上のストレージ「au Cloud」に写真や動画をバックアップできるほか、スライドショーとして表示したり、友人や家族と共有したりできる。

このほかセキュリティ機能では、トレンドマイクロのセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター モバイル for auスマートパス」のアンチウイルス機能を提供する。専用サポート窓口を設け、「auスマートパス」で提供しているアプリの使い方やウイルス対策の仕方など、個別サービスの問い合わせに対応する。

さまざまなアプリを楽しみたいユーザーから、セキュリティ対策に不安を感じているユーザーまでが使えるサービスだ。3月1日に開始する。

●固定通信サービスと組み合わせて1480円おトクな「auスマートバリュー」

auスマートフォンと、固定通信サービスの両方を利用しているユーザー向けなのが、auスマートフォンの毎月の利用料金を1480円割引く「auスマートバリュー」。対象となるのは、パケット定額サービス「ISフラット」「プランFシンプル」「プランF」を利用し、さらに指定の固定通信サービスを利用しているユーザー。

固定通信サービスは、KDDIが提供する「auひかり」「BIGLOBE」「DTI」「So-net」だけではなく、提携CATV、ジャパンケーブルネット、ジュピターテレコムなどのインターネット回線と電話の両方を契約しているユーザーも対象になる。この条件を満たしているユーザーが「auスマートバリュー」に申し込めば、auスマートフォンの利用料金から毎月1回線あたり最大2年間1480円ずつ割り引かれる。2年目以降は980円の割引となる。

「auスマートバリュー」は1グループにつき10回線までのauスマートフォンが対象となるので、家族みんながauスマートフォンを所持している場合はすべての機種で割引を受けることができる。このほか、サービス対象の1グループにつき、モバイルWi-Fiルータを1台特別料金で利用できる。2月14日に受付けを開始する。

●機種変更がもっと簡単になる「au ID」

「auスマートパス」と「auスマートバリュー」をつなぐのが「au ID」だ。auに契約すると、ネットワークやデバイスを問わず、一人ひとりにIDを発行する。「デバイス」ではなく「人」で管理するので、例えばスマートフォンの機種変更をした場合、古い端末でダウンロードしたアプリをそのまま新端末で使うことができる。さらに今後はスマートフォンだけではなく、PCやタブレットなどでも共有できる。

「au ID」は、3月1日以降、新規にauスマートフォンを契約した人全員に発行する。また「au one ID」をもつユーザーは手続きなしで、これまでのログイン情報がそのまま「au ID」に引き継がれる。

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