『るろうに剣心 京都大火編』の弾丸ツアーを終えた、青木崇高、佐藤健、大友啓史監督(左から) (C)和月伸宏/集英社 (C)2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会

『るろうに剣心 京都大火編』の大ヒット御礼舞台挨拶ツアーが8月9日、10日の2日間にわたり全国各地で開催。9日の夜には最終目的地である新宿ピカデリーにて、佐藤健、青木崇高、大友啓史監督による舞台挨拶が行われた。

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和月伸宏の漫画の映画化として2012年に映画化された第1作の続編。人斬りの“後輩”である志々雄真実の政府転覆の野望を阻止すべく、剣心が再び京に赴く。

オープニングから9日間で134万人を動員し、興行収入は17億円を突破。この大ヒットを受けて9日と10日の2日間で、3人は福岡、広島、大阪、京都、名古屋、北海道、仙台、盛岡、埼玉、そして東京と全国10都市で計12回の舞台挨拶を敢行し、4千人のファンの前に立った。

この新宿での舞台挨拶は夜の回の上映後で夜10時半頃に開始となったが、客席は満員。佐藤は「こんな遅い時間の舞台挨拶は初めて」と語る。全国を行脚し、自身が誰より疲れているはずだが「みなさん、疲れてないですか? まだ元気ありますか?」とファンを気遣う余裕を見せ、終了間際にも「気をつけて帰ってくださいね」と呼びかけていた。

また、この舞台挨拶の場で、本作がカナダのモントリオールで開催された「第18回ファンタジア国際映画祭」で観客賞に輝いたことが発表され、会場は祝福の拍手に包まれた。現地を訪れた大友監督によると、あまりの人気ぶりに上映会が増やされたそうで「1時間くらい前から行列ができていて、上映前にスタンディングオベーションが起きた。『次を見せろ』と責められて帰ってきました」と現地の反応を報告した。

また、この数日前にはフィリピンでアジアプレミアが開催され、佐藤、青木、大友監督が現地に足を運んだが、こちらの熱狂ぶりも凄まじかったよう。青木は現地で覚えたタガログ語でこの日も挨拶したが、佐藤は「2日経ってもタガログ語で喋りたくなるのが分かる(笑)」と現地の熱狂を振り返っていた。

9月13日にはいよいよ完結編『伝説の最期編』が公開となるが、佐藤は「待つ甲斐があるものを見せられると思う。本当の伝説を作りたい」と出来栄えに自信をのぞかせていた。

取材・文・写真:黒豆直樹

『るろうに剣心 京都大火編』
公開中

『るろうに剣心 伝説の最期編』
9月13日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリー他全国ロードショー