『STAND BY ME ドラえもん』 (C)2014「STAND BY MEドラえもん」製作委員会

「ぴあ」調査による2014年8月8日、9日のぴあ映画初日満足度ランキングは、藤子・F・不二雄の生誕80周年を記念して製作された『ドラえもん』初の3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん』がトップに輝いた。2位に原作者・小山宙哉が脚本を手がけた『宇宙兄弟#0』が、3位に韓国で実際に起きた幼女暴行事件をもとにした家族ドラマ『ソウォン/願い』が入った。

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1位の『STAND BY ME ドラえもん』は、人気エピソードを織り込みながら、未来の国からやってきたネコ型ロボットのドラえもんと、少年のび太の出会いと別れを描く。出口調査では「飛び出してくるのがすごかった!」(6歳)、「テレビで観るドラえもんと違ってリアルで、悲しいシーンもあったけれどおもしろかった」(11歳)、「笑いあり感動ありで、友だちと一緒に泣いてしまった」(12歳)、「CGによって臨場感が生まれ、キャラクターの表情が豊かで柔らかい。自分の中でのドラえもんへの思い出がフィードバックされ、涙が出た」(27歳)、「立体的なドラえもんは新鮮でより可愛らしく見えた。馴染みの多いストーリーが多く、改めてドラえもんは世代を超えて感動を共有できる作品だと感じた」(40歳)などの声が寄せられ、幅広い世代からの支持を集めた。

2位の『宇宙兄弟#0』は、原作者・小山宙哉の完全書き下ろしストーリーで兄弟ふたりの夢の原点を描く新作アニメーション。観客からは「僕は一人っ子なので六太と日々人がうらやましくなった。常にお互いを意識して夢に向かっていけるなんて最高の環境だと思った」「TVアニメと同じ雰囲気があり、細かい描写を含めて原作との繋がりを感じられ、原作ファンとしては大満足の作品」「僕も新しく何かを始めるときに足踏みしてしまうことがあるので、思い切ってやろうと勇気を貰えた」などの声が寄せられた。

(本ランキングは、8月8日(金)、9日(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)