『海を感じる時』 (C)2014『海を感じる時』製作委員会

第21回群像新人賞を受賞した中沢けいのベストセラー小説を映画化する『海を感じる時』が9月13日(土)より公開される前に、過激すぎるという理由から劇場での上映が見送られた予告映像が解禁された。

予告映像

映画は、愛を知らないひとりの女子校生が、異性との性体験や、母親との対立を経て、大人の女性へと変わっていく様を描いた衝撃作。市川由衣が満たされない想いを抱え葛藤する主人公・恵美子を演じ、『blue』『僕は妹に恋をする』の安藤尋監督がメガホンを執った。

本作では大胆なラブシーンにも体当たりで挑んだ市川。恵美子役を演じるにあたり、「台本を初めて読んだときは、この女ウザい!!としか思えなかった」と明かすが、「恵美子の女としてのどうしようもないもがき、痛さに、胸がしめつけられました。覚悟がいる役でしたが、女として、役者として、挑戦したいとおもいました」と振り返る。

完成した作品をみて、当時の想いをこらえきれずに涙を流したという、市川にとって思い入れの強い本作。市川は「出来上がった作品をみて、私自身が自分の代表作だと胸をはっていえる作品になりました。女優人生において転機となるような大事な作品なので、たくさんの人にみてもらいたいです」と語っている。

『海を感じる時』
9月13日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー