マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、スタンリー・トゥッチらが、カソリック教会のセックススキャンダルを扱う映画への出演を検討している。タイトルは『Spotlight(原題)』で、ピューリッツアー賞に輝いたボストン・グローブ紙の記事を映画化するもの。

ボストンの教会で、ある神父が子どもに性的虐待を与えていることを知りながら、教会のトップはその事実を隠蔽し続けた。1年かけて取材し続けた結果、グローブ紙の記者は、子どもたちに虐待を与えてきた神父はほかにもおり、問題が起こるたびに神父を異動させては、また次の教会で同じことを繰り返していた事実を発見している。

監督はトム・マッカーシーで、脚本は、マッカーシーとジョシュ・シンガーが共同執筆した。ラファロの次回作は、今年5月のカンヌ映画祭でプレミアされた『Foxcatcher(原題)』。マクアダムスは、現在北米公開中の『誰よりも狙われた男』(日本公開10月17日)で、故フィリップ・シーモア・ホフマンと共演している。

文:猿渡由紀