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スタッフとキャストを一新し、“新たなスパイダーマン”を描く『アメイジング・スパイダーマン』の新ヒーローに抜擢されたアンドリュー・ガーフィールドと、ヒロインを演じるエマ・ストーンが初来日し、18日に都内でプロデューサーと共に記者会見にのぞんだ。さらに会見では特別フッテージ映像も上映された。

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シリーズ過去3作品の全世界興行収入が25億ドルを超える大ヒットとなった『スパイダーマン』。1962年にマーベル・コミックで初めてスパイダーマンが登場してからちょうど50周年となる今年、『(500)日のサマー』のマーク・ウェブを監督に迎え、スタッフ・キャストを一新した新シリーズとして3Dで再始動する。

会見冒頭に上映された8分30秒のフッテージ映像は、主人公のピーター・パーカー(ガーフィールド)が高校でイジメられている友人を助けようとする場面から始まり、新ヒロインのグウェン・ステイシー(ストーン)や悪役のカート・コナーズ博士(リース・イーヴァンズ)の登場、力に目覚めていく様子、コナーズの化身である“リザード”との対決など、物語のキーとなるシーンが盛り込まれており、場内からは大きな拍手が起こった。

ガーフィールドとストーンのふたりは現在交際中ともいわれているだけあって、会見中も仲睦まじい雰囲気。「3歳のときから“スパイダーマン”の大ファン」だと言うガーフィールドが「“スパイダーマン”を継ぐ俳優となれて光栄に感じるし、何億という世界中のファンに対する責任も感じている」とあいさつすると、ストーンも集まった多くの報道陣を前に「国際的に注目を集める作品に出演するのは初めてで、今が一番緊張している」とコメントした。

プロデューサーのアヴィ・アラド氏は「主人公はクモにかまれる前から英雄の心を持っている青年で、他のスーパー・ヒーローと違って大それたことをするのではなく、目の前の人を救おうとする、地に足の着いた人物」と説明し、今作のコンセプトが「自分は誰なのかという問い、ラブ・ストーリー、現実に根差したストーリー」であることを強調。さらにマット・トルマック氏は「ピーターは人生の岐路に立っている10代の成長期にある男の子で、だからこそ、みなさんが共感できるキャラクター。目を見張るようなSFやビジュアルだけでなく、スパイダーマンの核となる現代的な感覚を持ったドラマを目指した」とウェブ監督を起用した理由を明かした。

また、ガーフィールドは「監督に実際にスタントをやってほしいと言われ、死ぬんじゃないか、と思ったこともあったが、素晴らしいスタント・チームのおかげで、冒険できた」と初挑戦となったアクションシーンでの撮影について語り、最後にストーンと揃って「6月にまた戻ってきます!」と宣言。本作は日本が世界に先駆け、6月30日(土)より公開される。

『アメイジング・スパイダーマン』
6月30日(土)より、TOHOシネマズ日劇ほか世界最速3D公開