『ジャージー・ボーイズ』(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

クリント・イーストウッド監督の最新作『ジャージー・ボーイズ』の日本オリジナル予告編が公開になった。ニュージャージーの若者たちで結成された音楽グループ“ザ・フォー・シーズンズ”の成功と挫折を描いた作品で、彼らの代表曲『君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)』が高らかに鳴り響く映像だ。

『ジャージー・ボーイズ』日本オリジナル予告編

本作は、ブロードウェイでロングランを続けているミュージカルを題材にした作品で、4人の若者が音楽グループ“ザ・フォー・シーズンズ”を結成し、栄光と挫折を経験するヒューマンドラマで実話が基になっている。映画にはメンバーのフランキー・ヴァリとボブ・ゴーディオが製作総指揮として参加しており、登場する音楽や美術、衣裳なども彼らが活躍した1960年代を再現している。

“ザ・フォー・シーズンズ”は、1960年に結成され、3曲連続でビルボードチャート1位に輝くなど大成功をおさめた。中でも『君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)』は、1967年にメンバーのフランキー・ヴァリのソロシングルとしてリリースされ、1982年にボーイズ・タウン・ギャングがカバーし、大ヒットを記録。フランク・シナトラ、ローリン・ヒル、MUSE、椎名林檎、TRICERATOPSなど数多くのアーティストがカバーするディスコクラシック&スタンダードナンバーとして知られている。イーストウッド監督も「彼らの音楽はとても優れていると思っていたよ。特に『君の瞳に恋してる』は、あの時代の本物の名曲のひとつで、歴史上のどの時代に発表されても名曲になっていただろう。彼らの曲はどれもとてもエネルギッシュですごく楽しい。だから、彼らのストーリーを映画で描くこと、そして、米国中で上演していた舞台版に大きな影響を与えた俳優たちと組むことも楽しいチャレンジだったよ」と語っている。

このほど公開された予告編は、伝説のラジオDJ小林克也がナレーションを担当。数々の名曲を紹介してきたあの声と口調で、映画とザ・フォー・シーズンズの物語をナビゲートしている。

『ジャージー・ボーイズ』
9月27日(土) 丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国ロードショー