さらに、展示エリアは区切られた中だけではありません。谷川俊太郎さん、三角みづ紀さん、最果タヒさん、穂村弘さんによる、ガラス壁や鏡の中のもうひとつの世界を《隣の宇宙》として捉えて書き上げた詩が、館内各所に点在しています。

 

通路のガラス壁の隙間に立って見てみると、手前のガラスから奥のガラスへ言葉が繋がっていく、斬新な展示方法の作品も。言葉だけでなくその演出で、どこまでも続いていく宇宙の広がりを感じます。

展示作品・資料は約50点と案内されていますが、切手だけでも1枚ずつと考えたら50点以上あるので、大きく展示物をまとめて50点。数も多いですが、それぞれが多様に形や表情を変えるものも多く、とてもボリュームがあります。時間には余裕をもって訪れるのがオススメ。

人工衛星クラブが盛り上げる《人工衛星カフェ》も登場

館内にあるカフェ「Càfê Hai」もこの期間は「人工衛星カフェ」に様変わり。和田ラヂヲさんが生み出した人工衛星をモチーフとしたキャラクターたちが店内をにぎやかに飾ります。

 

●ひまわり1号クン(静止気象衛星「ひまわり」(GMS)ジーエムエス)
【性格】「天気博士」のあだ名で幼い頃からアイドル的存在。天気予報がはずれると、一瞬みんなから冷たい目で見られるが、言い訳をしない男らしい一面も。
【胸キュン・ポイント】てるてる坊主を作らせたら右に出るものはいない。

●はやぶさクン(小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)ミューゼス・シー)
【性格】太陽系の秘密を探る一人旅に出て、ボロボロになるまでがんばった伝説の男。でも帰り道、迷子になって心配かけちゃった。
【胸キュン・ポイント】夜中に「たこ焼きが食べたい」とわがまま言っても、必ず買ってきてくれる。

というように、その人工衛星にあったキャラクター設定があって、なかなか憎めない彼ら。

人工衛星カフェ限定メニューを注文すると、人工衛星クラブのイラストと設定まで書かれたコースターが貰えますよ。

 

  

『ミッション[宇宙×芸術]―コスモロジーを超えて』は8月31日まで。この夏話題の宇宙スポット『宇宙博2014』、『TeNQ』とも、それぞれの半券でちょっと得するキャンペーンを実施中。この夏、宇宙と芸術に触れ合って、あなたのイマジネーションの宇宙に何か変化が起きるかも?

ミッション[宇宙×芸術]-コスモロジーを超えて
【会場】東京都現代美術館
【会期】8月31日(日)まで
【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)