――音楽的な傾向って最近はありますか?

橋本:今の子達ってすごく器用ですよね。DTMひとつとっても良くそんなに作れるなあっていうくらいみんな作りこんでいて、それが動員が一桁規模のバンドでもかなりパソコンに詳しくて作りこんでる意識は有ります。

――平均的な技術は上がってると思うんですよね。

橋本:もちろん演奏力が厳しい子もいるにはいるんですけど、減ってきたかなと。数年前は挙って下手くそだったんですけど(苦笑)、だんだんスキルアップしてますよね。
その中でNOCTURNAL BLOODLUSTのように、シーンの外からラウド系のバンドが来てたり、逆にヴィジュアル系の子たちがSiMやCrossfaithみたいな音楽を勉強して刺激しあってる中で、レベルが上がってきてるのかなと思います。
 


――ライブハウスを楽しむ上で問題に感じていることはありますか?

橋本:やはり盗難ですよね。荷物をロッカーやクロークに預けずに、置きっぱなしにしてライブに夢中になっていると、財布を盗られてしまった…というケースは多いです。
バンド側が注意喚起をしてくれるライブもあるんですが…。

――難しいですよね。

橋本:日々そこは悩んでいますね。こちらとしてもお客さんにはあまり強くは言えないので…。今のインディーズのヴィジュアル系のお客さんは中高生も多いんですよね。
REXはアイドルやロックバンド、最近ではアカペラやダンスのイベントもやっているので、その中でもヴィジュアル系ってちょっと特殊なんですよね、客層が若すぎるんです。

他のジャンルだと大学生くらいのお客さんが多いんですけど。中学生がライブに来るのはヴィジュアル系くらいですね、ウチでは。