『夫が多すぎて』製作発表の模様 (左から)石田純一、大地真央、中村梅雀 『夫が多すぎて』製作発表の模様 (左から)石田純一、大地真央、中村梅雀

10月30日(木)より開幕する『夫が多すぎて』の製作発表が8月13日都内で行なわれ、上演台本・演出の板垣恭一、出演者の大地真央、石田純一、徳井優、水野久美、中村梅雀が出席した。

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同作は英の文豪サマセット・モームが約100年前に書いた戯曲。第一次世界大戦後のイギリスで、夫ウィリアムの戦死を伝えられたヴィクトリアは、夫の親友であるフレデリックと再婚。そこへ何と、死んだはずのウィリアムが還ってきたことから繰り広げられるコメディだ。内容について板垣は「ラブストーリーとホームドラマが入り混じったコメディ。見ている方が愛とは何か、生きていくとはどういう事か、爆笑しながら考えていただけるお芝居になれば良いなと思います」と語った。ヴィクトリア役を務める主演の大地真央は「個性豊かなキャストの皆さんと、板垣さんの演出のもと、どれだけチャーミングなヴィクトリアを演じられるか、今からとてもワクワクしています。ひとりでも多くの皆さんの笑顔に出会えるような、そんなお芝居になれば」とコメント。フレデリック役を演じる石田は「おかしさもあり、思わず唸ってしまうようなセリフもあり、作品のレベルの高さを感じます。『妻が多すぎて』な僕がやるのはどうかとも思いますが・・・(笑)そういった自分の人生のエッセンスをお芝居に入れられたら・・・元の奥さんに取材して色々なことを教えてもらいます(笑)」と自虐的なコメントを交えながら意気込みを語った。

また、「赤毛物(海外作品)に出演するのは今回が初めて」と語るウィリアム役の中村は、会見を中座し、実際に芝居で使用する赤毛のウィッグをつけて報道陣の前に再登場。「鏡を見ると、自分がウィリアムだという気分が高まってくる」と話すと、大地も「初めてつけたとは思えない。赤毛のために生まれたような顔ですね」と笑顔でコメント。すると中村は、「実は赤毛をつける前の髪の毛もウィッグだったんです」と、いたずらっぽく告白。中村は「現代劇に出ていると「あいつ(カツラ)かぶってる」ってよく皆さんに言われるんですが、普段はかぶってません(笑)。髪の毛というのは精神状態で大きく変化するんです(笑)。なので、ウィッグをつけるのは本当に今回が初めてなんですが、身内にも好評だし、ここまで自然なら普段もつけたい(笑)」と嬉しそうに語った。その後、報道陣から「実は石田さんもウィッグをつけているのでは?」と振られると、石田は「実はそうなんです。ちなみに、上も下もフレデリックに近づけようと思って、今日は靴下を履いています」と明かし、会場は爆笑に包まれた。

『夫が多すぎて』は10月30日(木)から11月17日(月)まで東京・シアタークリエで上演され、11月、12月と全国を周る。シアタークリエ公演のチケット一般発売は、8月23日(土)午前10時より開始。