『ホットロード』 (C)2014『ホットロード』製作委員会 (C)紡木たく/集英社

「ぴあ」調査による2014年8月15日、16日のぴあ映画初日満足度ランキングは、紡木たくの人気漫画を能年玲奈主演で実写化した『ホットロード』がトップに輝いた。2位に人気バンド、SEKAI NO OWARIの主演による映像作品『TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI』が、3位に自分の持ち物すべてをリセットする1年間の実験生活を作品にした『365日のシンプルライフ』が入った。

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1位の『ホットロード』は、14歳の少女・和希(能年)と不良少年・春山(登坂広臣)の純愛を描いた作品。出口調査では「原作を読んでいた当時を思い出した。能年玲奈のピュアな感じと、登坂広臣の一本気なところが役に合っていた」(37歳)、「普通の恋愛映画と違って切なくて、胸がキュンとなった。尾崎豊の曲が合っていた」(16歳)、「『あまちゃん』とは違った新しい能年玲奈が観られた。10代特有の葛藤に共感できた」(18歳)、「気付いたら和希と春山を応援していた。春山に助けられながら親と関係を築こうとする和希の姿に涙が止まらなくなった」(18歳)、「劇中の台詞やラストシーンに感動。思い出すだけでも涙が出る。携帯がなくて連絡が取れないもどかしさなど、ちょっと前の恋愛が新鮮だった」(17歳)などの声が寄せられ、10代、20代の女性を中心に支持を集めた。

2位の『TOKYO FANTASY…』は、彼らのツアーの模様と、バンドが追求し続けるアートを具現化した映像作品。観客からは「メンバーひとりひとりの伝えたいことが伝わってきた。映画になることで、ライブ以上のものを感じることができた」(22歳)、「プライベートなど普段見られない映像がたくさん出てきて満足。メンバーのストイックな姿を観て、一層彼らが好きになった」(20歳)、「メンバーの役割や思い、コンサートに向かう気持ち、彼らの裏側がたくさん観られて満足」(49歳)、「歌詞が刺激的でダークなのに彼らの音楽に惹かれる理由は、全員がひとつのものを追求しているからだと改めて実感した」(17歳)などの声が寄せられた。

(本ランキングは、8月15日(金)、16日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)