トップリーグ2014-2015を戦う全16チームのキャプテン トップリーグ2014-2015を戦う全16チームのキャプテン

8月18日、今週末に開幕を控えたジャパンラグビー トップリーグ 2014-2015のプレスカンファレンスが行われた。12年目のシーズンは8月22日(金)の秩父宮ラグビー場、キンチョウスタジアムでの開幕戦を皮切りに、32都道府県41会場で熱戦が繰り広げられることになる。昨季と同様に2ステージ制+プレーオフトーナメントでチャンピオンを決するのだ。

ジャパンラグビー トップリーグ 2014-2015 開催情報

今季は2008-2009シーズン以来となる、プレーオフトーナメントに冠スポンサーが付いた。プレーオフトーナメントは『LIXIL CUP 2015』として開催される。来年3月には岐阜・長良川で2季ぶり6回目となるオールスターゲームも決定した。また、公式戦全試合でTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)制度を導入する。トライか否かの微妙なジャッジはビデオ判定でよりクリアになる。

気になる優勝戦線は、昨季2冠を達成したパナソニック、2位に終わり3連覇の夢を断たれたサントリー、初代トップリーグ覇者の神戸製鋼、V5の最多優勝を誇る東芝の4強が中心になるだろう。

王者・パナソニックに慢心はない。オーストラリア前代表監督であり、スーパーラグビーのクルセーダーズを率いた名将ロビー・ディーンズHC(ヘッドコーチ)が「チャンピオンの誇りを持って戦うが、今季を戦う上で何のアドバンテージにもならない。我々が連覇するためには昨年以上の努力が必要」と言えば、堀江翔太主将も「ゴールというものはない。個々が成長することによってチームも成長し、レベルの高いラグビーで再び2冠を取りたい」とキッパリ。

王者を追う指揮官もそれぞれのカラーを強調した。「グラウンドのどこからでも相手に脅威を与えられるよう、リスクを恐れずにアグレッシブ・アタッキング・ラグビーを展開していく」(サントリー・大久保直弥監督)。「昨年同様のファンを魅了する攻撃的なラグビーとともに、ディフェンスを強化しバランスの取れたチームを作りたい」(神戸製鋼・ギャリー・ゴールドHC)。「とにかくポジティブで激しいアタッキングラグビーをして挑みたい」(東芝・冨岡鉄平HC)。

4強だけではない。ヤマハ発動機をはじめ、トヨタ自動車、キヤノン、NECも4強食いに向けて虎視眈々。

開幕カードは以下の通り。8月22日(金)・パナソニック×東芝・秩父宮ラグビー場、NTTドコモ×近鉄・キンチョウスタジアム。8月23日(土)・NTTコム×宗像サニックス・NEC×クボタ・秩父宮、ヤマハ発動機×豊田自動織機・ヤマハスタジアム、コカ・コーラ×サントリー・うまかな・よかなスタジアム。8月24日(日)・トヨタ自動車×キヤノン、神戸製鋼×リコー・京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場。チケット発売中。