夏のボーナスで気になるアイテムは

家電量販店では夏のボーナス商戦をにらんだ売り場づくりが着々と進む。ここしばらくは量販店の本部でも商談のたびに「新しいジャンルの商品がほしい」とメーカーに要望していたようだが、最近ではデジタル家電の分野で「完全ワイヤレスイヤホン」や「ドライブレコーダー」などのジャンルが好調だ。デジタルカメラのミラーレス一眼でも大きな変化があった。

全国の主要家電量販店・ネットショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、レンズ交換型デジタルカメラのミラーレスと一眼レフの販売台数・金額の構成比で、はじめてミラーレスモデルが上回ったのだ。

ミラーレスは、販売台数ベースで17年7月に50.7%をマークした後、数か月は下がったものの12月以降はうなぎのぼりに一眼レフを上回った。販売金額ベースも18年3月に50.5%となった。

キヤノンが3月にKissシリーズ初となるミラーレス一眼「EOS Kiss M」を投入したことが市場を刺激。5月30日にフィルム一眼レフカメラの「EOS-1ⅴ」の販売終了を発表し、約80年のフィルムカメラの歴史に幕を閉じたことも話題になった。オリンパスの「OM-D E-M10 Mark III」やソニーの「α6000」も人気機種だ。

なお、6月8日現在の「BCNランキング」日次集計データは次の通り。ボーナスで買い物するときの参考にしてほしい。

1位 EOS Kiss M ダブルズームキット ホワイト EOSKISSMWH-WZK(キヤノン)

2位 OLYMPUS PEN E-PL9 EZ ダブルズームキット ホワイト(オリンパス)

3位 OLYMPUS OM-D E-M10 Mark II EZダブルズームキット シルバー(オリンパス)

4位 α6300 高倍率ズームレンズキット ILCE-6300M(ソニー)

4位 LUMIX GF9 ダブルレンズキット オレンジ DC-GF9W-D(パナソニック)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。