まだまだ残暑がすさまじいこの時期、満員電車に乗ると、どうしても気になってしまうのがニオイだ。ぷ~んとすえるニオイがどこからか漂ってくると、さりげなくその出どころを探りたくなるのが人間ってもの。すっと条件反射で体を遠ざけてしまうことも多々ある。

ニオイの対象が知らない相手ならまだ影響が少ない。でも、ウキウキ合コンや、夏の花火デートの真っ最中に、気になる相手からそんなニオイが醸し出されたとしたら、どうします? ありゃ、これはいただけないなと、心の中でイエローカードを出す人、または心の中で即「ないない!」とレッドカードを突きつける人だっているかもしれない。

そうなると、素敵な夏の思い出づくりなんて悠長なことを言ってる場合じゃなくなる。

でも、ニオイについてすっかり他人ごとだと思っているあなた、時折、自分から発する汗のニオイに、ドキッとしたことってない? 万が一、自分が相手に「クサイ」と思われていたら、それこそ一大事!

実際に、資生堂が、20~50代のビジネスパーソン男女2,400名を対象に、ニオイに関する実態調査を実施したところ、職場で気をつけている身だしなみについては「自分の体から発するニオイ」が42.2%でトップにランクイン! 次いで「汗」が42.1%、「ヘアスタイル」が39.8%だったのだ。考えてみれば、ニオイって、確かに人間関係を左右する要素としては、すごく大きいものかもしれない。
 

Q.あなたが普段、「職場の身だしなみ」として「実際に気をつけている・ケアしている」ことはどんなことですか?(※自分の身だしなみとして「気になることがある」と回答した対象者 ※対象者が女性の場合、「ひげ」の選択肢は提示していません)
 

  

特に夏は、自分自身の体臭が実に気になるものだ。

たとえば、職場に気になる同僚や上司がいたりしたら、相手ではなく、自分のニオイに対して「大丈夫かな?」と不安になったりした経験ってない? 汗だくで出勤した日や、営業回りなどで外から会社に戻ってきた時など、ありがちだよね。