PFFアワード2014の最終審査員

今秋で36回目を迎える映画祭“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”のメインプログラム“PFFアワード”の最終審査員が、撮影監督の柳島克己、プロデューサーの森重晃、映画監督のヤン・ヨンヒ、内田けんじ、俳優の成宮寛貴に決定した。

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“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった528作品の中から21作品が入選作として映画祭の前半の日程で上映され、グランプリなど各賞が決定する。

柳島は北野武やアッバス・キアロスタミら世界の映画作家から絶大な信頼を寄せられている撮影監督で、森重はプロデューサーとして『ヴァイブレータ』『さよなら渓谷』など高評価を集める日本映画を次々に手がけている。ヤン・ヨンヒは2012年に発表した『かぞくのくに』がベルリン映画祭国際アートシアター連盟賞、ブルーリボン賞作品賞などを受賞。『アフタースクール』『鍵泥棒のメソッド』など次々にヒット作を発表している内田けんじは、PFFのスカラシップ作品で劇場デビューを果たした。成宮寛貴は映画だけでなく、舞台、ドラマなど幅広いジャンルで活動しており“演じる”立場から21本の候補作品をどう評価するのか気になるところだ。

また、映画祭では“素晴らしい特撮の世界”や、矢口監督と鈴木監督の短編制作プロジェクト“ワンピース”の20周年記念イベント、世界的に再評価が高まっている羽仁進監督特集、歴史的な傑作を数多くそろえたSF・怪奇映画特集も開催される。

第36回PFFぴあフィルムフェスティバル
9月13日(土)から25日(木)まで
東京国立近代美術館フィルムセンター(東京・京橋)にて開催
(以降、名古屋・神戸・京都・福岡にて順次開催)