“皇帝”ユンホ

特に、後半に配されたソロ・ステージは圧巻。まずは、東方神起の名物(!?)ともいえるレッドオーシャンに染まった会場に、ナポレオンジャケットに身を包んだ“皇帝”ユンホが登場。20人以上のダンサーを従え、パワフルかつスタイリッシュに『Drop』をパフォーマンス。会場の“チョン・ユンホ”コールに煽られ、さらに熱を高めて行く。ユンホの激しいダンスと、まっすぐで強いまなざしが見る者のハートを射抜くと、今度はチャンミンが『Forever Love』(X Japan)で、ハイトーンボイスをたっぷりと聴かせてくれる。燦々と降り注ぐ雨を切り裂くロングトーンと、どこまでもエモーショナルな歌声は、オーディエンスの胸を揺さぶり刺激する。このパートだけを切り取ってもなんと贅沢なことか。

雨を切り裂くハイトーンを聴かせたチャンミン

そこからバンドとダンサー紹介を挟み、アリーナ中央から後方へとダンスアクトで魅せながら移動しての『DIRT』、再びアリーナ中央ステージに戻っての、5年ぶりの『Purple Line』。さらに、ダンサーたちが大きなフラッグをはためかせる中、ミニ・フロートで二人の“皇帝”をメインステージに運び、『Why?[Keep Your Head Down]』へとなだれ込む。この一連のアクトとパフォーマスにはしびれるばかりだ。

言葉を失うほどにかっこいい