4.おむつは紙? 布? おむつ外れの時期にもギャップが…

紙オムツが主流になったのは1990年代から。
その前はもちろん布おむつを使っていたので、「おしっこをしたときなど、紙おむつだと分かりづらくて赤ちゃんが泣けない」や「不快感が少ないので、紙おむつだとおむつ外れが遅れる」などの意見を聞くことも多いようです。

またその逆もあり、自分たちが布おむつで苦労していた経験から、善意で紙おむつを勧めてくれることも。これは自分たちが布と決めたら布の、紙と決めたら紙のメリットや決めた理由などを説明したほうがよさそうです。

 

 

適度な距離感と感謝を伝えるコミュニケーションを

他にも、やたら牛乳を推してくる実母や日光浴命の義親など、子育てについて世代間のギャップを挙げはじめるときりがありません。
国の育児方針も変わってきているようなので、育児書を読んで予習したことと、親が言うことにずれがあって戸惑う人も多いのでは。

初めての育児で不安が多い中、さらにネガティブなことばかり言われてはストレスの原因になってしまうのも当然です。「もう私の事は放っておいて」と爆発してしまい、親と疎遠になってしまうケースもあるようです。

しかしこれらの多くは、自分たちの体験からよかれと思ってアドバイスしてくれているもの。経験者である実母や義母からのアドバイスが、育児書の読み過ぎで凝り固まった考えを柔軟にしてくれることもあります。

筆者も自分が正しいと思ってやっていたことが上手くいかず困っていたころ、実母からのアドバイスでスムーズにいったこと経験が多く、とても助かりました。

自己主張しすぎると気まずくなり、我慢して黙っているとずっと言われてしまう…。お互いの考え方の押し付け合いが、ぎくしゃくの大きな原因のようです。爆発しないためには、実親、義親ともにある程度の距離感を持ちながら、相手のアドバイスに感謝しつつ、自分のゆずれない考えをこまめに伝えていくことが大切です。その際、参考にしている育児書などを見せながら伝えられると、相手も納得しやすいと思います。

なにはともあれ、実親や義親に我が子を気にかけてもらえるのは、とても幸せな事。人生の先輩である親世代の子育て観に敬意を表しつつ、しっかりと自分たちなりの子育てをしていきたいところですね。

編集プロダクション株式会社イメージング・ワークス勤務。首都圏のおでかけ情報誌を中心に、雑誌の編集・ライティングを行う。2012年末に娘を出産し、人生観が約90度変わる。ライフワークバランスについてゆるりと考えつつ、子連れで行けるイベントや遊びスポットを日々模索中。