それは何でもいいんですか?? 恋だけじゃなくて?

ーーもちろんです! 相手が変われば“思いの伝え方”も変わると思います。だから恋だけじゃなくて、佐江ちゃんを取り巻くさまざまな方たちに対しての“思いの伝え方”。

人によってやり方が違うなあ。話の内容によっても違います。メールで伝えるべきか、直接言うべきか、電話で言うべきか。だいたいこの3つのうちのどれかです。なるべく思ったことは人に言おうと思ってて。“思い”というか、“考え”として言いますね。

例えば、目上の方には「私はこう思うんですけど、どう思いますか?」って聞いたり、後輩だったら「佐江はこう思ってるよ。こうしたら?」とか言うし、友達にも“そこは違うと思う”というところは「違うと思う」って言ったりしますね。

ーー「違う」とはっきり伝えて、意見が食い違ったりすることへの“怖さ”などはないですか?

何て言うのかな…。皆が皆、同じ考えじゃないっていうのは分かってるし。スゴく仲がいい友達だからといって、全部意見が合うかといったらそうじゃないですから。

秋元才加や大島優子と一緒にいて、一つの方向性や話題について“分かる、分かる”っていうことはよくありました。でも、その“分かる、分かる”って思う話に対して、どういう考えを持っているかは、3人それぞれ違うこともあったんです。

だから、一緒にいて楽しいし、「え〜? そう思う?」っていうのも逆にあって、食い違うから面白いと思うんです。

友達は、意見が一緒だからとか、気が合うからというだけで、一緒にいようと思うわけではないですね。もちろん、気が合わない子といるより、合う子といた方が自分もラクだし楽しいけど(笑)。でも全部気が合ってたら、それはそれでつまらないし、発見もないだろうなと思います。

スゴく仲良くなった子には、すぐ何でも言うようにしますね。「えー、そうかなあ?」とか、最初のうちは、お互い合わせてもいいと思うけど、慣れてきたら「ああ、なるほど。そういう考えもあるんだ。でも私はこう思ってた」って言うようにしてます。

ーー意見の食い違いを、“ああでもない、こうでもないと言いながら楽しむ”っていう感じですか?

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