井口昇×内藤瑛亮が山田悠介作品の映画化対談

2014.8.28 10:23配信
(左から)内藤瑛亮監督、佐々木心音、井口昇監督

『先生を流産させる会』の内藤瑛亮監督と、『ヌイグルマーZ』の井口昇監督が、山田悠介の小説をそれぞれ映画化。内藤は学校を出発点にパズルを絡めて連続殺人事件が繰り広げられるサスペンス『パズル』を、井口は大切な人を救うために山田の原作を“攻略本”にしてデスマラソンをする人々を描く『ライヴ』を、ユーモアを交えて生み出した。まったく異なるスタイルを持つ両監督が“山田ワールド”繋がりで顔を合わせた。

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唯一、安田先生というキャラクターで2作品に出演している佐々木心音も加わり、談義を繰り広げた。山田作品の魅力を「ゲーム感覚」にあると口を揃えた3人。真逆といっていいほどカラーが違う両作だが、井口監督は「カップリングで観るのが正しい2作だと思う」と提案した。

安田先生を橋渡しに『パズル』『ライヴ』の時系列にある2作。当初『パズル』で安田先生は死ぬ運命にあった。それが『ライヴ』での出演が決まり、脚本変更に。「『パズル』のほうでは死に対してすごく思い詰めている先生が、『ライヴ』では死ってこんなものなの?というほど一瞬で死んでしまう(笑)。キャラクターを統一すべきかどうか悩みましたが、素直に監督の色に染まることにしました」という佐々木に対し、キャラの違いも「結果的におもしろくなっているので楽しんで欲しい」と両監督。

そして互いの作品への感想を語った。「『ライヴ』で原作本がそのまま攻略本として登場することにビックリしました(この設定が井口の頭に降りてきたのはトイレだそう!)。井口監督の作品は説明台詞的な言葉が好きで、スピード感がすごくいいんです。『悲痛な声で言うな~』って叫んだりして(笑)。いつか言ってみたいセリフが多いですね(内藤)」、「僕は『パズル』の閉塞感とか殺伐とした感じが羨ましかった。眼球で感じたそのままを映像にしているようなヒリヒリしたものがある。今の内藤監督ならではの作品になっていると思います(井口)」。

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取材・文・写真:望月ふみ

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