神童、それは多くの場合非常に想像力の豊かな親を持った子供のことである。(ジャン・コクトー)

すぐに電車の名前を覚えてしまったり、3歳で字を書いたり、この子は頭の回転が速いわ! 子どもの成長を感じる親はきっと子どもたちの素晴らしさを目の当たりにして、もしかして、この子は神童かも! と思ってしまう瞬間は誰にでもあるのではないでしょうか。

でも、すごいのは子どもではなくて、想像力豊かな親の方だった、という皮肉が面白いですね。

ジャン・コクトーはフランスの詩人、小説家、画家、映画監督、劇作家などとして活躍した芸術家。映画は「美女と野獣」のメガホンも取っています。コクトーは1936年に日本を訪れたこともあるそうで、その際には相撲と歌舞伎に感心し、相撲のことを「バランスの芸術」と評したのだとか。

 

しばしば結婚は宝くじにたとえられる。しかしそれは誤りだ。宝くじはときには勝つこともあるのだから。(ジョージ=バーナード・ショー)

結婚については「人生の墓場」だとか、もしかしたら、その多くが毒舌発言かもしれません。

結婚は宝くじのようなもので当たりもはずれもあるのか、それとも、ただの1度も勝つことはないのでしょうか。本書で紹介されている結婚についての毒舌発言も結構辛辣なものがあります。本当のところはいかがなものでしょう。

ジョージ=バーナード・ショーは、イギリスで活躍したアイルランド出身の劇作家、音楽評論家、教育家、政治家。94歳までに53本の戯曲を残し、1925年にはノーベル文学賞を受賞しています。名言もたくさん残しており、名言集などでもよく見かけるかもしれません。

 

初めての皺を見ると、女は鏡にひびが入っていると思うものだ(レオンス・ブルリアゲ)

初めて皺を見つけた時、白髪を見つけた時、シミを見つけた時、女性はきっと落胆し、そして、ストレスのせい? 食生活のせい? 彼氏や旦那様のせい・・・などと、ついつい何かのせいにしてしまいがちかも。

いつの時代も、そして、何歳になったって、女性はできれば美しくいたいもの。できれば、誰かのせいにするだけでなく、自分自身を受け入れていきたいものですね。ちょっと耳が痛い毒舌でした。

レオンス・ブルリアゲはフランスの作家です。