Scout RX-1

ドイツの高級家電ブランド、ミーレの日本法人、ミーレ・ジャパンは、同社初のロボット掃除機「Scout RX-1(スカウトアールエックスワン)」を発売した。税別価格は8万円。

ミーレは創業115年。掃除機の初代モデルを世に送り出してから87年が経つ。その間に培ってきた掃除機開発のテクノロジーやノウハウを結集して開発したのがロボット掃除機「Scout RX-1」だ。デジタルカメラ、センサ、ソフトウェアで構成する独自のシステム「スマートナビゲーション」、かき出す・かき込む・吸い込む「トリプルクリーニングシステム」、最長120分稼働するバッテリパフォーマンスを備え、パワフルで技術的に妥協のない製品に仕上げた。

「スマートナビゲーション」システムは、独自のソフトウェアと方向転換を測定するジャイロセンサ、1分間に数回天井をスキャンする内蔵デジタルカメラを搭載することで、ルートに沿って正確に室内を進み、壁際や手の届かない場所もすき間なく徹底的に掃除する。7基の赤外線センサで家具との衝突を防ぎ、さらに、3基のセンサが階段からの落下を防ぐ。掃除中にバッテリが切れそうになったときには自動でベースステーション(充電台)に戻り、充電が終わると中断した場所から掃除を再開する。

サイズは幅350×奥行き350×高さ89mmで、重さは2.9kg。ダストボックス容量は0.6L。電源はリチウムイオン充電式バッテリで、稼働時間は2時間。リモコン、充電ステーション(クリーニングブラシを含む)、ACアダプタ、エアクリーンフィルター×3枚(1枚装着済み)、サイドブラシ×2個、磁気ストリップ(1m)×1個が付属する。

「Scout RX-1」の発売にあたってミーレ・ジャパンが20歳以上の既婚男女を対象に実施した「家事に関する意識・実態調査」によると、男女ともに負担を減らしたい家事の上位に掃除が入った。「Scout RX-1」は、共働き世帯の増加など、時間に追われる現代社会で、手間をかけずにきちんと掃除をしたいというニーズに応える。