『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

『アベンジャーズ』『アイアンマン』のマーベル・スタジオが手がける最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がアメリカで年間ナンバー1を奪取する勢いでヒットを飛ばしている。公開4週目で興収ランキングの首位に返り咲くなど、作品の完成度が評価されて動員を伸ばしており、『アイアンマン』に主演したロバート・ダウニーJr.も「マーベルの中で最も素晴らしい作品だ」と評する。本作の魅力は一体、どこにあるのか? その謎に迫ることができる特別映像が公開になった。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』特別映像

本作は、幼少期に地球からさらわれ、現在は銀河系で冴えないトレジャーハンターとして活動しているピーター・クイルが、無限の力をもつ石“オーブ”を偶然に手にしたことから巨大な陰謀に巻き込まれ、凶暴なアライグマの“ロケット”、セクシーな暗殺者“ガモーラ”、歩く植物の“グルート”、復讐に燃える破壊王“ドラックス”と即席のチームを組み、銀河滅亡の危機に立ち向かう様を描く。

現在、マーベル映画はアメリカだけでなく世界各国で高い評価を集めており、熱狂的なファンも多い。マーベル映画に登場する主人公は、弱点はあるが基本的に“スーパーヒーロー”で、驚異なパワーと揺るぎない正義感を武器に強敵を倒してきた。しかし、このほど公開された特別映像に登場するキャラクターはヒーローではない。ひとことで言うと彼らは“負け犬”だ。素行が悪く、誘惑に弱く、家族や大事な人を失って心にもキズを負っている。しかし、ポンコツ軍団の彼らは“協力”して戦うことでヒーローになろうとする。金持ち社長でも、神の子でも、最強兵士でもない“最もヒーローから遠い存在”が銀河の守護者(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)になるべく奮闘するのが本作の大きなポイントだ。

また、低予算ホラーから異色ヒーロー映画まで幅広い作品を手がけてきたジェームズ・ガンが監督を務めており、劇中にはたくさんのユーモアや、観客を惹きつけるアイデアがふんだんに盛り込まれている。もちろん、劇中にはド迫力のアクションシーンがたっぷりと用意されているが、VFXに甘えることなく様々なアイデアが投入されており、単に敵をブチのめす爽快感が味わえるだけでなく、笑えて、盛り上がれて、最後にはホロリと感動できる作品になった。このほど公開された特別映像も、短い時間ながら本作の魅力が凝縮されており、「なぜこの映画が観客を魅了したのか?」が自然とわかる内容になっている。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
9月13日(土) 2D/3D全国ロードショー