『バンクーバーの朝日』 (C)2014「バンクーバーの朝日」製作委員会

妻夫木聡と亀梨和也が共演する石井裕也監督の最新作『バンクーバーの朝日』が、9月25日(現地時間)より開催される第33回バンクーバー映画祭の特別招待作品(ガラプレゼンテーション部門)に選出され、ワールドプレミア上映されることが決定した。上映に合わせ妻夫木、亀梨、石井監督は現地入りする予定だ。

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映画は、実在した野球チーム“バンクーバー朝日”をモデルに、第二次大戦前のカナダで、日系人野球チームの選手たちが、差別や偏見に負けずに生きる姿を描く。亀梨、勝地涼ら野球経験のある俳優を多数起用し、『舟を編む』の石井監督がメガホンを執った。

バンクーバー映画祭は1982年よりカナダの都市バンクーバーで開催されている、北米で最大規模の国際映画祭のひとつ。石井監督の作品はこれまでにも『剥き出しにっぽん』『川の底からこんにちは』『ハラがコレなんで』『舟を編む』が出品されており、本作で5作目となる。

バンクーバー映画祭への出品決定を受け、妻夫木は「映画の舞台でもあるバンクーバーでこの作品が世界で一番最初に上映されることに、とても感激しています。むしろ運命的なものを感じています。現地の方々に、朝日軍の持っていた誇りを感じてもらいたいです」とコメント。

石井監督は「『バンクーバーの朝日』のワールドプレミアがバンクーバー映画祭に決まったことをとても嬉しく思います。朝日軍の姿や当時存在していた日本人街の光景は、きっとバンクーバーの方々の目にも新鮮に映るはずです。当時のカナダ人たちは朝日のプレーに熱中していたそうです。それと同じように映画も楽しんでいただければ幸いです」と語っている。

妻夫木、亀梨、そして石井監督は、ワールドプレミア上映に合わせて現地入りし、レッドカーペットアライバル&ワールドプレミア上映に参加する予定だという。

『バンクーバーの朝日』
12月20日(土)全国東宝系にてロードショー