『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 』ポスター

トム・ハンクス、サンドラ・ブロック出演の映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のポスター画像がこのほど公開された。今回、配給側は当初より“2種類”のポスターを作成。2連貼りによって本作が描く“家族の絆”を伝えるのが狙いだ。

その他の写真

映画は、父を亡くした9歳の少年・オスカーを主人公に、突然、愛する者を失ってしまった人間たちがいかにして自らと向き合い、去った者を想いながら“現在”を生きていくかを、3世代に渡る壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。

『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリーが監督を、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のエリック・ロスが脚本を手がけた本作。ダルドリー監督は主人公に新人トーマス・ホーンを抜擢し、彼の両親役をハンクスとブロックが演じることを熱望したという。ダルドリー監督は「トムはその責任をとても重大に受け止め、トーマスと本物の絆を築いてくれた。サンドラはトーマスの面倒を実によく見て、彼と強い絆を結び、それはスクリーン上に反映された」という。またハンクスは「オスカーは彼の人生における唯一の“重し”である父を失う。これは無意味な世界を自分なりの方法で理解しようとする子供の、とても私的で、親密なストーリーなんだ。僕にとって。この映画に出たいと思うのはごく当然だった」と振り返り、久々に女優業に復帰したブロックも「夫の死後、息子との絆を結ぶため、そして、息子の世界に入っていくために彼女自身の人生を立て直すために苦心する。そんな母親を演じることはとても興味深かった」と語る。

本作では、父がこの世を去り、母と息子の間に距離ができてしまった中、それぞれが懸命に生きることで“物理的な距離”を乗り越えて“人と人の絆”を見つけ出していく過程を繊細なタッチで描いた感動作だ。それだけに、ポスター画像もあえて“主人公と母”と“主人公と父”の2パターンを作成し、連続して掲出することで1パターン以上に“離れていても消えない家族の絆”が浮かび上がるデザインに仕上がっている。

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』
2月18日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー