普段の何気ない雑談で、私たちは自分にまつわるさまざまな情報を交換し合っています。

話す雑談の内容によっては、相手に思わぬ悪い印象を与えてしまっている場合もあるかもしれません。

今回は、『男性に悪い印象を与える雑談&好印象を与える雑談』についてお伝えします。

男性に悪い印象を与える雑談4つ

1.自分の話ばかりする

雑談のとき、自分の話ばかりしていませんか?特に、意中の男性との雑談だったり、意中の男性が輪の中にいると、そうなってしまう女性は多いようです。

「印象に残らなくちゃ」「アピールしなくちゃ」という思いから、つい自分が話すことに夢中になってしまうんですね。会話が途切れて気まずい空気になるのを恐れているというのもあるでしょう。

しかし、自分の話を話せば話すほど、自分をアピールできるどころか、相手の心は離れていきます。

なぜなら、人が関心を向けているのは、常に自分自身。

人の話を聴いているように見えても、頭の中では「次はなにを話そうかな」「話の内容がよく分からないけど、どう答えようかな」ということを考えていますし、相手の話が長くなると「早く終わらないかな」と思い、「お腹すいたな」「明日の会議、憂鬱だな」など、別のことを考え始めます。

2.自分の知らない話題への関心が薄い

自分のまったく興味のない話題になると、話が分からないので無表情で聞いてしまったり、スマホをいじったりと、ついよそ見をしてしまう人はとても多いです。

共通で盛り上がれる話題や、自分の興味のある話題に早く持っていきたくて、「それよりさあ・・・」と話を変えてしまう人もいます。

このようにあからさまに興味のないことを態度で表すと、「話していてもつまらないな」と思われたり、「自分の興味のある話しかしたくない子なんだな」と、自分勝手な印象を与えてしまう可能性があります。

3.一括りにして話す(一般化)

「男の人って、大体〇〇って言うよね」「最近の20代って、〇〇だよね」「東京の人って、みんな△△よね」

雑談の中で、このように人を一括りにして話すことが多くなっていませんか?

人を『性別』『年代』『出身地』などで一括りにして話すことを、心理学では『一般化』と言います。

一般化は、ほんの2~3回の経験から自分の中だけで作られた図式である場合が多く、すべての人が同じように思っているわけではありません。なので、一般化を会話の中で使いすぎると、相手が違和感を抱いたり、相手に「この子はなんにも分かってないな」と思われる可能性が高いのです。

それに、人は、自分のことや自分の話を一括りにまとめて語られたいと思っていません。「他の誰でもない自分自身を見てほしい」と思っています。一般化を多用しすぎると、「自分のことをちゃんと見てくれていないな」と不快に思われる可能性も高くなるのです。

4.愚痴や悪口、ネガティブな話題が多い

「最近雨ばっかりで、本当に嫌になる。通勤のときすごく濡れるし最悪」
「ここのお店、味付け濃いし、接客も感じ悪いよね」

このように愚痴や悪口などネガティブなことばかりを言われると、げんなりしてしまう男性は多いようです。

女性もそうですが、男性から愚痴や悪口を聴かされ過ぎると、嫌な気持ちになりますよね。「愚痴や文句が多い子だなあ」と思われるとかなり損なので気をつけましょう。

また、男性は『問題解決思考』型の人が多いので、自分では解決してあげられないようなどうしようもない愚痴を女性に告げられることに、とてもストレスを感じる傾向があります。『愚痴=問題』と考えるので、「そんなこと俺に言われても・・・」「どうすればいいんだよ!?」と感じてしまうんですね。

女性にとっては愚痴の言い合いもコミュニケーションの一種ですが、男性にとっては少し感覚が違うのだということを覚えておきましょう。