『エクソダス:神と王』(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.

リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の公開日が来年1月30日(金)に決定した。米アカデミー賞の候補作発表の直後の公開となるが、本作は早くも本年度のオスカー有力候補として注目を集めている。

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本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。

スコット監督は自身のキャリアで最大の予算を投じて本作の製作にあたっており、劇中では蛙の大量発生や、ナイル川が真っ赤な血に染まる場面、紅海の海割れなど“モーゼの奇跡”の数々が最新のVFXによって描かれる。このほど初公開された画像は、馬にまたがるモーゼをとらえたものと、モーゼとラムゼスが神殿のような建物の前に立っている場面を映したもの。いずれの画像も、巨大なセット、豪華な衣裳、多くエキストラが映っており、本作のスケールの大きさが伺える。

スコット監督は2000年に『グラディエーター』がアカデミー作品賞に輝いているが、監督賞は3回(『テルマ&ルイーズ』『グラディエーター』『ブラックホーク・ダウン』)候補にあがったものの、いまだに受賞はしていない。本作は監督のキャリア史上最大の規模で挑む“勝負作”だけに、賞レースの行方も気になるところだ。

『エクソダス:神と王』
2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー