4年半ぶりツアーをスタートさせたBoA
歌手のBoAが7日、東京・渋谷のNHKホールにて約4年半ぶりとなる全国ツアー「BoA LIVE TOUR 2014 ～WHO'S BACK ?～」の東京公演を開催。前日の公演と合わせて6000人を熱狂させ、同所からツアーのスタートを切った。
2010年に行った「BoA LIVE TOUR 2010 ～IDENTITY～」(9か所13公演)以来となる同ツアーは、今月3日に発売した新アルバム『WHO'S BACK?』を引っさげ、全国4都市をめぐる5公演。ツアーの制作を始めるときからBoAが念頭に置いたのは「何をすれば（お客様に）喜んでもらえるか」だそう。「一緒に楽しめるライブにしたかった」というステージは、リード曲『First Time』をはじめとする新アルバムの収録曲はもちろん、日本デビュー曲『ID;Peace B』やヒット曲『VALENTI』『LISTEN TO MY HEART』、米デビュー曲など、新旧織り交ぜたまるでベスト盤ライブのような構成。盛り上がらないはずがない楽曲のオンパレードに加え、今秋発売予定でBoAが作詞作曲した『FLY』も初披露された。
演出においても、女性ダンサーのみを起用し、多彩なステージを展開。楽しくも妖しく魅せるイリュージョンで客席を驚かせると、一転、しっとり聴かせ、情感豊かな歌声で会場を包む。そして、アコースティックステージでは、ランタンの灯りが揺れる中、会場を巻き込んで歌いアットホームな雰囲気に。鏡を使ったパフォーマンスや光と影で魅せるステージなど片時も目が離せない。終盤では、“カラオケタイム”で、会場が一体となって声を上げ、盛り上がる。クルクルと鮮やかに展開する濃密なステージで観客を終始魅了した。
4年半ぶりの日本アルバムとツアー。その間、BoAは、韓国で2枚のアルバムをリリースし、単独ライブを行った他、女優としても活躍。また、オーディション番組の審査委員とプロディースを行った。「プロデューシングや音楽に関して、深く勉強になり、客観的にBoAというアーティストを見られるようになりました。その経験をベースに、これからも素敵な歌を届けていきたいと思います」と気持ちも新たにコメントした。
