――鍛え抜かれた身体も見事なものでしたが、今でもその体型をキープしていますか?

コン・ユ「今はその時の身体ではありません(笑)。維持したい気持ちはあるんですが、そのためには食べたいものを食べることができません。お酒も飲めないですし。そしたら、人生悲しいじゃないですか。次の映画のために、またダイエットをしなければいけないとは思っているので、今のうちに食べたいものを好きなだけ食べています」

――次回作はチョン・ドヨンさんと共演のラブストーリー。また撮影が始まったら忙しい日々を送ることになると思いますが、その前に、この夏は楽しい思い出を作ることができましたか?

コン・ユ「父親と初めて一緒に長期の旅行をしました。時間があるときにしたいと前から計画していたものが実現したんです。行き先は、父親の兄が住んでいるアメリカ。父と叔父は普段離れて暮らしているので兄弟でもなかなか会えなかったので、会わせてあげたいと思って。初めて会う親戚や従兄弟もいたんですが、家族だということで気まずさといったものもまったくなく、自然に溶け込めて、“血は水よりも濃い”ということを実感しました。みんな僕のことを誇らしく思ってくれていたことも嬉しかったですね。旅行のおかげで、有意義な夏を過ごすことができました」    

――それでは最後に、ぜひ、ここに注目して欲しいというポイントを教えてください。

コン・ユ「アクションはもちろんですが、ドンチョルの父性愛にも注目していただきたいです。危機に瀕した男が、自分と血を分けた娘のためにさまざまな危険を経て最後に辿り着くという、ひとりの男のドラマを楽しんでください」


これまで“ラブコメ・キング”として、多くの恋愛ドラマで女性のハートを掴んできたコン・ユが、体を絞り上げて肉体派アクション演技に挑んだ意欲作『サスペクト 哀しき容疑者』。「こんなワイルドなコン・ユも素敵!」と、彼の新しい魅力を発見できるだけでなく、アクション映画としても見どころたっぷりの作品に仕上がっているので、ぜひとも9月の映画鑑賞リストに入れて欲しい。

なお、9月22日(月)発売の『韓流ぴあ』には、コン・ユのインタビューの続きを掲載予定。より深く映画の魅力や、今後の俳優活動について語っているので、期待してほしい。

映画情報

『サスペクト 哀しき容疑者』
9月13日(土)より新宿武蔵野館ほかにて、全国順次公開。配給:ツイン
北朝鮮精鋭部隊の生き残りであるひとりの男の復讐劇と逃亡劇が交錯するストーリーを、派手なアクション・シーンとともに描き出す。メガホンをとったのはアクション監督出身の『セブンデイズ』('07)のウォン・シニョンで、本国では420万人の大ヒットを導くことに成功した。
公式サイト:[http://www.suspect-movie.net/]

「韓流ぴあ」更新情報が受け取れます