ボーナス商戦に合わせ、各社からAndroidスマートフォンの2018年夏モデルが登場している。カメラ機能の進化やAIなど、注目ポイントが目白押しの新モデルが揃い、どの機種を購入するか悩んでいる人も多いだろう。今回は、家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」をもとに、前シーズンの傾向も参考にしながら、この夏に売れるAndroidスマホを占った。

昨年1位のシャープが引き続きトップシェアを維持

2018年1月~5月の累計で、Androidスマホのメーカー別販売シェア1位を獲得したのはシャープ。シェアは26.6%で、ソニーモバイルコミュニケーションズが20.1%で続く。3位と4位には、SIMフリースマホ市場をけん引してきた、ファーウェイとASUSがランクインした。

シリーズ別販売台数1位は、ファーウェイの「HUAWEI P10 lite」で、シェアは11.3%。2位につけたシャープの「AQUOS sense」が6.1%なので、人気は圧倒的といえるだろう。大手キャリアの取り扱いのないSIMフリースマホであり、それでいて1位というインパクトは大きい。

トップ10に最多でランクインしたのはソニーモバイル。NTTドコモ/au/ソフトバンクの3キャリアに端末を供給しており、SIMフリーではなく、キャリアモデルから選びたい層に存在感を示した。

一方、ASUSはメーカー別では4位につけながら、シリーズ別ではトップ10に入ることができず、最上位は「ZenFone 4 Max(ZC520KL)」の12位だった。

ソニーモバイルは前シリーズから大幅にデザイン変更

まずは、今夏の注目メーカーとして、ソニーモバイルを取り上げたい。シリーズの最新モデルとなる「Xperia XZ2」シリーズのうち、「XZ2」は3キャリアすべて、「Premium」はドコモとau、「Compact」はドコモが販売する。前機種とはデザインコンセプトを大幅に変更しており、「変わった」という印象は伝わりやすそうだ。定評のあるカメラ性能も4K HDR動画やスーパースローモーション撮影に対応に進化している。

ただ、評価が分かれるかもしれないポイントもある。まず、本体重量が前機種「XZ1」と比較してかなり重くなった点だ。「XZ1」の155gに対して、「XZ2」は198gと43gも増している。

また、他社がデュアルレンズカメラをミドルクラスのモデルにも搭載しているなか、「XZ2」は「Premium」のみだ。デュアルレンズがどれだけ消費者の購入基準になるかはわからないが、このままだとカメラに強いXperiaというイメージは弱まりかねない。

次回はSIMフリースマホのツートップ、ファーウェイとASUSを取り上げる。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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