キレイになりたいなら、節制した生活を送らないとダメだよね……。そう思い込んでいる方に朗報です。

「ハードな運動や食事制限が面倒くさい」「なかなか続かない」というズボラさんでも、「睡眠」に意識を向けて、睡眠を改善しさえすれば、キレイになれる。

そんなふうに話すのは、『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』(ダイヤモンド社)の著者で、睡眠改善インストラクターの小林麻利子さん。

なかでも、睡眠をとるために最も重要なのは「夜のバスタイム」。しっかりと眠るためには、内臓などの体内部の温度(深部体温)を下げる必要があります。

お風呂に入ると深部体温が急激に上がります。すると、体が自然と体温を下げるため、眠くなるというわけです。本書から一部を引用しながら、美人になれる5つのお風呂習慣をご紹介します。

1. 湯船に浸かる時間の目安は15分

私たちが設定するお湯の温度と浸かるお湯の温度は、実際1〜2度違う場合があり、15分しっかり浸かれるお湯が適温だといいます。

15分ほど経つと、額と手の甲からじわじわと汗が出てきます。これが、体が深部までしっかり温まったよというサイン出典(『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』)

このとき、深部体温は0.5度ほど上がった状態です。そうなると、眠るときに体温が下がって寝付きが良くなり、質の高い睡眠を確保できます。

2. 水温計で温度管理する

冷え性に悩む女性は少なくありません。お風呂の入り方を変えるだけで、つらい冷え性とは無縁になる、と小林さん。

まず大事なのは、お風呂では「少しぬるめ」の40度のお湯に浸かること。

冷え性の人は、熱いお湯に入る傾向にあります。冷えを感じると、高温の方がすぐ体が温まるように感じて熱くしてしまうということですが、短時間だと深部体温が上がりません出典(『あきらめていた「体質」が極上の体に変わる』)

「40度」を水温計で正確に測ることが大事です。40度のお湯に15分、しっかり浸かって、体を芯から温める習慣を続けるだけで、冷え性は改善されます。