最近のトレンドは「健康志向」

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昨年のおにぎり調査でもトレンドだった健康志向おにぎりですが、引き続き、各社ともさらに力を入れているようです。

セブン-イレブンはもち麦おむすびのような健康米を使用した商品の販売が伸びており、今後も健康米のおにぎりを強化していくとしています。

また、ファミリーマートは、一般的な大麦に比べ約2倍の食物繊維を含む「スーパー大麦」を使用したおにぎりを展開していくといい、昨年登場し出した健康志向おにぎりに、すでに差別化を狙う動きが見られます。

ミニストップでももち麦入りの商品が売れており、具材が見える「もち麦入り十六穀米おにぎり」を発売、今後も積極的に健康志向おにぎりに力を入れていくそうです。

がっつり系も復活!

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一方、がっつり系のおにぎりにも復活の兆しが。

各社へのアンケートの結果、おにぎりを購入している層で上位にランクインしているのは30~40代の男性というデータが出ており、再びターゲットにあてた「がっつり系おにぎり」にも力を入れているコンビニ業界。

ファミリーマートでは、2017年度に発売されたおにぎりの中で「具、たっぷり! 牛カルビ」「炙り焼 肉巻おむすび」など具材比率が高い商品が人気で、新シリーズ「男飯シリーズ」をはじめ、「具、たっぷり!シリーズ」など、濃い味付けをしたがっつり系の商品や、ボリューム感のある商品のラインナップも増えてきているようです。

いかがでしたでしょうか。
基本の具材では、鮭、ツナマヨ、梅が不動の人気のようですね。

そして、2018年のおにぎりのトレンドでは、昨年に引き続き、大麦やもち麦などが配合された健康米に注目が集まっており、それと同時に、おにぎりの購買層で上位にランクインしている30代~40代男性向けのがっつり系も人気という調査結果が出ました。

他にもSNS映えするような話題性のあるネーミングやパッケージ、具材などのおにぎりも消費者の購買意欲を掻き立てるようです。

おにぎり派はもちろん、そうでなくても各コンビニこだわりのおにぎりをチェックしてみてはいかがでしょうか。新たなお気に入りを発見できるかもしれません。

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。