50型以上が伸びている液晶テレビ

家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、チャートやビジュアルでわかりやすく最新の販売動向を示す「monoChart(モノチャート)」から気になるアイテムをピックアップ。今回は、液晶テレビを分析する。 2018年1月以降、各月の液晶テレビの画面サイズ帯別販売台数前年同月比のチャートを追うと、「50型以上」の伸びが突出しており、直近の5月は126.2%を記録した。「50型以上」の伸び率は、1年前の17年5月の110.5%以上。伸びは著しく、人気が高まっているといえるだろう。

ワンサイズ小さい「40~50型未満」は3月、4月は前年割れだったが、5月は100.6%と、わずかに上回り、伸び悩みの傾向にストップをかけた。一方、中小型サイズの「30~40型未満」は5月は98.4%、「30型未満」は88.5%にとどまり、特に「30型未満」は、1年前よりも下げ幅が拡大している。

最近の50型以上の薄型テレビはベゼルが細くなってるため、画面サイズをアップしても、本体の高さと横幅が同じなら、いまあるテレビと同じスペースに設置できる。先入観から、「50型は大きすぎ」と決めつけてしまうと後悔するかもしれない。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。