『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 (C)2014 Marvel. All Rights Reserved.

アメリカで今年最大のヒットを記録している映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が13日(土)から公開になる。本作は負け犬軍団が力を合わせて“銀河の守護者(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)”になるまでを描いたアクション大作で、劇中には思わずニヤリとしてしまう小道具や、軽快な会話、爆笑シーンが豪快なアクションと並行して描かれ、幅広い層の観客を魅了している。このほど、主演のクリス・プラットが劇中に登場する宇宙船ミラノ号を紹介する特別映像が公開になった。

特別映像

本作は、幼少期に地球からさらわれ、現在は銀河系で冴えないトレジャーハンターとして活動しているピーター・クイルが、無限の力をもつ石“オーブ”を偶然に手にしたことから巨大な陰謀に巻き込まれ、凶暴なアライグマの“ロケット”、セクシーな暗殺者“ガモーラ”、歩く植物の“グルート”、復讐に燃える破壊王“ドラックス”と即席のチームを組み、銀河滅亡の危機に立ち向かう様を描く。

このほど公開された映像はプラットが撮影用につくられた“ミラノ号”を案内するもの。劇中でピーターが操縦するミラノ号は縦横無尽に空を舞い、戦いを繰り広げるが、その内部は通常のアクション映画に登場するマシンでは考えられない小道具や装置が存在。なぜか壁にはカセットテープの再生機が設置され、周囲には玩具やガラクタが転がっている。

この宇宙船に象徴されるように、本作では、ヒーロー・アクションの熱さをキープしながら、思わず笑みがこぼれたり、観客をアッと驚かせるような仕掛けが次々に登場。ジェームズ・ガン監督のアイデアの数々が、これまでヒーロー映画に興味のなかったファンの心をガッチリと捉えたようだ。監督を「マーベル映画を監督するために生まれてきた」と評するプラットは「ジェームズのラッキーなところは、彼自身が極度なスーパー・ファンのひとりだということさ。様々なキャラクターたちの起源から、スーパーヒーローたちのバージョンやシリーズの違いについて、どんなすごいスーパー・ファンを相手にしても普通に会話できるタイプの男なんだよ。つまりそのルールを知り尽くしているということ。彼はまた、素晴らしいユーモア・センスを持った抜群なストーリーテラーでもあるね」と語る。

その道を極めた者だけが複雑な言葉を使わずに初心者を導くことができる、というのはどの分野でも聞く話だが、本作でも“ヒーローを知り尽くした”監督が、ファンを納得させつつ、ヒーロー映画になじみの薄い観客も魅了する映画づくりを志したことで、幅広い観客を魅了することに成功したようだ。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
9月13日(土) 2D/3D全国ロードショー

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