気になるハンバーグのお味は!?

今回のメニューである、「フレンチフォアグラ&バルサミコソース」のフォアグラ部分のために今回独自に開発した、バルサミコベースに、ハチミツ、赤ワインを効かせたオリジナルソース。ハンバーグ部分にはデミソースを使用しているため、ひとつのメニューで「フォアグラのみ」「ハンバーグのみ」「フォアグラ+ハンバーグ」の3つの違った味が楽しめるのがうれしい。

それでは「うまい肉」の主眼である肉部分「ハンバーグ」の味の評価に移りたい。減量は牛肉と豚肉の合い挽きで、ガストを象徴する看板メニュー、チーズINハンバーグ用のチーズを包み込むマシンを用い、お肉をお肉で包み込む新たな製法、「新ふっくら製法」を導入している。

これによりひとつひとつハンバーグがまるで手でこねているように優しく成型され、ふっくら感、肉汁を肉によって封じ込めるというジューシーさを実現している。そこに香辛料が薄めに効いた重厚かつスパイシーな味に仕上がっている。

 

一点あげられる残念な点が、ナイフでパティを切ろうとすると、すぱっと切れず、パティの奥にナイフが行き着く前に表面が裂けてしまう点である。表面がやや固いという印象だが、味には影響は少ないだろう。

また置き皿プレートに鉄板ではなくホワイトプレートを使用しているのもうれしい。鉄板の鉄味が移ることもなく、純粋にフォアグラ+ハンバーグの味を楽しむ事ができる。

このように799円という価格とは思えないクオリティを秘めたガストの「フレンチフォアグラ&ハンバーグ バルサミコソース」。フォアグラと肉のコラボレーション、ぜひハンバーグ好き以外にも楽しんでいただきたいところだ。

人事コンサルタント。大学を卒業後、医療系人材派遣会社(人事)・広告代理店(人事)勤務を経て、密着型人事コンサルティング団体「人事総合研究所」を設立。代表兼主任研究員として、労務相談受付・課題解決に取り組む。得意分野は採用・法務・労務・人事全般の問題解決等、多岐にわたる。