機会あるごとに話題になり、その行方が気になっていた「ユーグレナ(ミドリムシ)」。ユーグレナを使った食品がじわじわ開発されていることは、すでにご存知の方も多いはず。

そして遂にこの秋、「ファミリーマートに、『ユーグレナ』を使ったパンや飲料、デザートが登場する」というウワサが! さっそく試食会に行ってきました。

 

 

ところで、ユーグレナって?

ユーグレナとは、今から5億年以上も前に地球に誕生したとされる単細胞生物、いわゆるミドリムシの学名。「ミドリムシ」は和名、いわば“あだ名”だそうです。

その存在が確認されたのは17世紀。“微生物学の父”と呼ばれるオランダのレーウェンフックにより初めて発見され、eu(美しい)glena(眼)と名づけられたとか。

ミドリムシ、というと虫のように思えますが、虫ではありません。藻の一種、昆布やワカメの仲間であり、体内にある葉緑体で光合成を行いながら動物のように自由に動く、植物と動物の両方の特徴をあわせ持つ珍しい生物なんだそうです。

大きさは0.1mm以下。緑色をしているのは、からだの中に葉緑素(クロロフィル)があるから。水と光と二酸化炭素があれば育つので、じつは身近にある池や湖、川や田んぼなどにも普通に生息しているとか。

でもなぜ、ユーグレナを食品に…? と思いますよね。
そこで、株式会社ユーグレナの代表取締役社長、出雲充さんに率直に質問をしてみました。
「どうしてミドリムシを食べようと思ったんですか?」