言葉で伝えることを教える

筆者も理由がわからない時は、「どうしたの?」と聞きますし「言ってくれないとわからないよ」と言います。 言葉でのコミュニケーションが必要だとまず伝えます。

そのうえで、子ども自身がまだわかっていない感情をどう表現するかを教えていきます。

「何か嫌なこと言われて腹が立ってたたいちゃったの?」「○○ちゃんんに言われたことに怒ってるのかな?」

嫌なことを言われた時の感情は“腹が立つ”とか”怒る“という怒りの感情だとわかります。

「お友達が持っているのに自分が持っていなくて悔しかったかな?」「やきもち焼いちゃった?」

自分にないものを人が持っている時に面白くないと感じる感情を“やきもち”というのだと知ります。

その後、「でもね、人の物を取ったらダメなんだよ。見せてとか貸してとか言葉で頼んでみようね」「人をたたいたりしたらダメなんだよ。嫌なことを言われたのなら、そんなこと言わないでと言えばいいよ」と教えていきましょう。

そうやって自分の感情を教えてもらうと、それが誰にでも起こる自然な感情なのだとだんだん理解できるようになります。

そしてさらに、それを言葉でどう表現すればいいかという方法を学び、そういう事態をどう処理していけばいいのかも同時に学んでいけるのです。

日本では以心伝心などという言葉があるように、察する文化がありますね。

でも、文化や習慣の違う世界の人達と接することが当たり前になるこれからの時代には、察する文化は残念ながら通用しません。

悲しい時は悲しい、悔しい時は悔しい、欲しい時は欲しいと言葉に出して言わなければ相手には伝わらないのです。

「察してちゃん」ではなく、幼児期から言葉で自分の気持ちや意思をしっかり伝えられるように教えていきましょう。

 

 

 

 

 元日本航空CA、子ども英語スクール経営者。日本と欧米の優れた点を取り入れた幼児教育研究家。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』(アマゾン)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)、『ホンマでっか!?TV』に子ども教育評論家として出演など。

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