Androidスマートフォンの2018年1月~5月のメーカー別販売台数シェア

ボーナス商戦に合わせ、各社からAndroidスマートフォンの2018年夏モデルが登場している。カメラ機能の進化やAIなど、注目ポイントが目白押しの新モデルが揃い、どの機種を購入するか悩んでいる人も多いだろう。第1回、第2回同様、家電量販店の実売データを集計する「BCNランキング」をもとに、前シーズンのトレンドも交え、今後の売れ行きを占った。


・第1回から読む

https://www.bcnretail.com/market/detail/20180616_64548.html

「AQUOS R2」のオンリーワン機能が注目を集めるシャープ

2017年、AndroidスマホでNo.1を獲得し、勢いに乗るシャープ。今年1月~5月も引き続き好調で、ドコモ、au、ソフトバンクがらハイエンドモデル「AQUOS R2」を販売し、さらに、ミドルクラスのSIMフリースマホ「AQUOS sense plus」を発売する。

「R2」の前身である「R」は、フルセグや防水、「おサイフケータイ」など日本人ならではのスマホの使い勝手にこだわった優秀なモデルだったが、目を引く機能はなく、地味な印象だった。しかし、「R2」はデュアルレンズカメラを搭載し、動画と写真の同時撮影を実現。これまでの「バランスのよさ」に「特出したオンリーワン機能」が加わり、より魅力が伝わりやすくなった印象だ。

また、「sense plus」も、前シーズンでシリーズ別販売台数2位の「sense」の後継機となるだけに期待値は高い。画面比が18:9に変わったこと以外は、細かなブラッシュアップにとどまっている印象だが、普及価格帯を狙ったモデルとしては順当な進化といえるだろう。

ただ、今シーズンのSIMフリースマホは、ミドルクラスでも目を引く機能を新たに搭載したモデルが多い。「R2」のようなオンリーワン機能をもたないのは弱点といえるかもしれない。

iPhoneのAppleを最初に抜くメーカーはどこか?

「BCNランキング」によると、2018年1月~5月の累計では、シャープ、ソニーモバイル、ファーウェイ、ASUSの上位4社だけで、Androidスマホ全体の7割超を占めた。なかでも26.6%と、復調したシャープの存在感は大きい。ソニーモバイルも20.1%と、実は健闘している。

各社の戦略が実を結ぶかは現時点ではまだ判断できないが、この夏のAndroidスマホの新モデルは、ここ数年でも特にデザイン・機能・価格などの差異がはっきりとしているように感じる。注意したいのは、同じデュアルレンズやAIプロセッサでもモデルによって果たす役割が異なる場合もあることだ。実際に店頭で実機に触れて選んほうが失敗はしなくてすみそうだ。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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