樫尾和雄会長が死去

カシオ計算機の樫尾和雄会長が6月18日、誤嚥性肺炎のため死去した。89歳だった。同社が19日に発表した。葬儀は近親者のみで行い、後日カシオがお別れの会を開催する。

樫尾和雄氏は、カシオ計算機を世界的メーカーに成長させた“樫尾四兄弟”の三男。長男の忠雄氏(故人)が創業した同社は、二男の俊雄氏(故人)が開発した製品を四男の幸雄氏が生産し、和雄氏が営業担当として売り込むという役割分担だった。和雄氏は忠雄氏の後を継いで、1988年から2015年まで26年あまりにわたって社長を務めた。

常務時代の72年には、幸雄氏と商品化を進めた小型電卓「カシオミニ」がヒット。社長就任後は、83年に発売したものの国内では販売が振るわなかった腕時計「G-SHOCK」を人気商品に育て上げたほか、95年にデジタルカメラ「QV-10」を発売し、民生用デジタルカメラ市場が広がるきっかけをつくった。15年6月、自身の長男・和宏氏に社長職を譲り、会長に就任していた。

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