(左から)青木崇高、武井咲、佐藤健、藤原竜也

『るろうに剣心 伝説の最期編』が13日に全国で封切られ、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで主演の佐藤健をはじめ、武井咲、伊勢谷友介、青木崇高、神木隆之介、江口洋介、藤原竜也、大友啓史監督が初日舞台あいさつに立った。ついにシリーズ完結を迎えたこの日、佐藤は「こんな幸せな現場はなかった。キャスト、スタッフ、関係者すべての努力の結晶である映画が、本当の意味で伝説として残れば」と感無量だった。

『るろうに剣心 伝説の最期編』初日舞台挨拶その他の写真

本作は、和月伸宏の人気コミックを原作に、2012年に興行収入30億円強の大ヒットを記録した『るろうに剣心』の続編。原作ファンの間で人気の高い“京都編”を、『京都大火編』『伝説の最期編』の2部作で映画化。激動の幕末を刀1本で生き抜いた伝説の人斬り・緋村剣心が、政府転覆を目論む最狂の敵・志々雄真実の暗躍を阻止すべく“最期の戦い”に身を投じる。

佐藤は「2本で1本の映画。4時間半の超大作として、本当の意味で“本日公開”です」と誇らしげ。この日が本作の最終プロモーションになる予定で「さみしい気持ちだが、今日からは皆さんが作品を広げてくれる番」とアピールした。

ヒロインを演じた武井は、「なぜそこまでして戦うのかと思っていたが、最後まで観てその意味が伝わってきた」と剣心らの激闘に感動しきり。「なんで戦っているんだろうなんて思って、ごめんなさい」と笑いを誘った。一方、志々雄役の藤原は「この錚々たるメンツに囲まれて、まず思ったのは『メンドくさっ』ということ(笑)」と佐藤、伊勢谷、青木、江口と繰り広げたクライマックスの激闘を述懐。「志々雄は強いですけど、僕はそれほど強くないから、緊張しましたね」と舞台裏を明かした。

『るろうに剣心 伝説の最期編』
公開中

取材・文・写真:内田 涼